「サイエンスをエンタテイメントに」という挑戦とかける想い
2012/12/30
山中伸弥教授がノーベル生理学・医学賞を受賞したのは記憶にあたらしいと思う。今週目にした記事で一番ヒットしたのがコレだ。
「研究者を“憧れの職業”に」、ノーベル賞山中伸弥・京都大学教授2011年秋のインタビューで語った研究への思い
「研究者を憧れの職業に」
これは僕の中で、かねてから思い描いている一つの答えだ。技術立国だなんだと、威勢は良いのだが実態がついてこないのは何故だろう。その辺の答えは先にリンクした記事にだいたい書いてある。
何かの頂点をもっと高みに上げたいと思ったら、そこに関心を持つ人の人数を大きくするしか方法は無い。イノベーションを生み、世界を動かすようなものはもはや天の恵みに近いもので、それはそこ(及び周辺)に関心を持つ人数と相関があると思っているからだ。
リバネスには「科学技術の発展と、地球貢献を実現する」という大義名分がある。この中の科学技術の発展に資するという部分で、僕が意識している分野が、この「サイエンスに関心を持つ人の人数を如何に最大化するか」というものだ。これがひいては研究者の道へ繋がると思っている。
サイエンス×エンタテイメントという形
実は、明日・明後日と、リバネスとしては新しい試みを行います。それがこれ
おもろふしぎラボ。よしもとさんのパパ芸人でやっているPaPaPARK!という企画とリバネスがタッグを組んで、サイエンス×お笑いという方法で子どもたちへ情報発信を浸透させていこうというもの。
今までのリバネスでは、サイエンス×アートという取り組みをやったり、サイエンス×ビジネスという取り組みを続け、巻き込んでみたりという事はやってきているのですが、思いっきりエンタテイメントという部分に踏み込んだことはありませんでした。(構想はしていましたが)
色んなチャンスが重なって今回の開催に至ることが出来るのは、とても嬉しいことです。
サイエンス×エンタテイメント
実は、明日・明後日と、GTFグリーンチャレンジデーという新宿御苑で行われるイベントでワークショップとブース出展を行います。ワークショップ部分で芸人さんとのコラボレーションが実現するというもの。
子どもたちへサイエンスに興味を持ってもらうきっかけの一つとして、「笑い」というものがどういう作用をするだろうか。まだわからないチャレンジではあります。ただ、僕は、有りじゃないかなと思うんですよ。
あー、あの芸人さんの芸と一緒にみたアレね!って、子どもたちが数年後に気付く。それだけで、十分な収穫になるのです。芸人さんという一つの芸能人パワー及び笑いというエッセンスが、記憶のアンカーを深く残してくれるという事を期待しつつ、イベントの成功に向けて頑張っています。
人生がどこかへ転ぶというのは、記憶の力が大きく作用すると思っています。(僕自身理系に進んだのは10歳当時の出来事がきっかけでした)そうやって人生の転がる先が出来て、集まってくる。それがまず第一歩だなと確信しています。
ちなみに、ご一緒頂く芸人さんは くまだまさしさん、ペナルティさん、スリムクラブ内間さんの3組です。→詳細はこちらへ