情報の価値が平均化した先の未来は、多様化な世界

   

あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします。
元日の日の出ランをする予定でしたが、諸事情により自宅待機で暇なのでブログを書いてみるなどしております。 さて、情報の価値について。
新聞の時代が終わりかけ、テレビもそれに追従しようとしているように感じます。マスコミという力がどれほどまで耐えるのかはわかりませんが、マスを対象とした、十把一からげな情報に価値を見出さなくなって来ている今日この頃です。
さて、2012年の後半は、この波がインターネットにもいよいよやってきたなと、そんな話です。
ネット上の情報収集と言えば、RSSをRSSリーダーに登録して、それを読みあさるなんていうのがスタンダード的な感じだったように思います。個人がそれぞれ思い思いに好きな情報を取得するという事をこの数年やってきた訳です。そこに大きなパワーがやってきたのが、いわゆるソーシャルメディアってやつですね。Twitter上には沢山のURLが貼られ、どのページが良く読まれているのかをトラッキングし始めたのはbit.lyあたりが早い内からやっていたような気がします。
国内Twitter人口も1271万人(2012年11月 by Nielsen Net
View)ということで、それなりにユーザーが興味のあるニュースが国民全体の総意であるみたいな状態に近づきつつあるのでしょう。誰もが持つ情報が平均的になる流れは加速する一方です。

そんな流れで現れてきたのが下記2つのサービス。
定番ニュース NewsStorm App
カテゴリ: ニュース
価格: 無料

話題の記事がサクサク読める 〜 SmartNews(スマートニュース) App
カテゴリ: ニュース
価格: 無料

その他に、iOSアプリは無いみたいですが、Gunosyなんてサービスもあります。
ここで言えることは、アナタの趣味嗜好に合わせたニュースをピックアップしちゃうよっていう事で、その趣味嗜好っていうののアルゴリズムはそれぞれで違うのでしょうが、アナタがフォローしてる人がシェアしてるんだから好きじゃない?みたいな乱暴なレベルから、徐々にそのピックアップ方法がそれぞれに進化していくというところが多白い分野だと言えると思います。

アナタはどんな情報が欲しいのか?

こういうピックアップサービスも、最近は話題のカテゴライズまでしてくれて、新聞的になってきたなと思う訳ですね。ネットの情報もいよいよ大衆化してきつつあるなぁなんて思います。
こう言うのは、まぁ知ってて当たり前だよね、みたいな情報が集まってくるので、それだけ読んどけば最低限大丈夫だよってなるんだろうと思います。
タイトルだけ流し読みしてわかった気になるのは、新聞とあまり変わらないような気がする。新聞と違うのは、タイトル見た時に本文が目に飛び込んでこない事ですが、それはアプリの設計によるので、解決出来ない問題でもないでしょう。
それで、あなたはどんな情報が欲しいのかってことです。

MediaMakersって本で読んだR25の位置づけみたいなのがありましたが、R25がやってた位置にこういうネットニュースピックアップははまっていく感じがします。(R25ってのは、新聞読みたくても読んでない若者たちに向けて、本当はこんな情報が欲しかったんだよというものに仕上げたんだとか。政治経済の話だったり、小耳に挟んでるけど実際どうなの?っていうところまで踏み込んでない情報をダイジェストする感じ)

逆に、自分が欲しいと思って収集するネタ(大衆向けではない)は、結局検索したりRSS読んだりして集めるのでしょう。ソーシャルメディアで同じ趣味な尖った人をフォローするなんてのも同じ。

どちらかというと、こうやってネットに溢れるネタを見ることを通して、コアな情報も欲しいなぁなんて方向に行く人もいるのでしょうね。

ああ、こうやって情報取得していけば、欲しい情報が手に入るのか。というように、多くの人に向けて、情報ソースの弄り方が拓けていくのがこれからの時代なのかなと思った次第です。多様化していくと面白いと思うんだけどね。そして、そういう人は段々と自分が情報ソースになっていくのだろうと思います。

おすすめ記事一覧

 - 未来の話