求められる事は、「続ける」ということに関する事
本日より仕事初めな 最先端科学のリバネスです。あけましておめでとうございます。
今年の個人的なテーマは「継続と進化」です。
なんでもそうなんですけど、続けて行くというのはなかなかに難しく、三日坊主とは言わずとも、一年を通じて続けるというのは難しい事が多い訳です。
リバネスは、今年で11年を迎えます。
会社もおかげさまで11年続けられているのですが、中にいると当たり前な継続も、外から見れば難しい事に当たります。
この10年を振り返ると、事を仕掛けるということを兎に角やってきました。
取締役から新入社員まで、サイエンスをコアに持った人材が、何かをスタートさせるという事に特化した10年だったなと思うわけです。自分たちのちょっと得意な部分を商売道具にし、何をしたら面白いことが出来るのかを模索した10年。自分たちの前に道がない、2002年当時「学生ベンチャー」だった僕らが、確固たる売り物としての商品を持たない状態で、自分たちが生み出すものを買ってもらうには、いろんな人に出会い、色んな経験値を企画にして兎にも角にも提案してみるという活動が自ずと必要になったからです。
これは社員の殆どに根付いている。それがリバネスの資産です。それを踏まえて「継続と進化」をテーマにしました。
「物事を始める」という事は出来るようになってきました。大いなる成長だと思います。次に必要になるのが"継続"だと考えています。そんな事を考えていたおり、朝の通勤電車でちきりんブログのPostを見かけました。
「勝つこと」と「勝ち続けること」 - Chikirinの日記 (id:Chikirin / @InsideCHIKIRIN)
この「続けること」にあたることが大事な事なんだろうと思っていた部分です。今のところのリバネス的な勝ち続けるは「クライアントと行なっているビジネスを継続する」という事にあたります。勝つことと、勝ち続ける事は違う。ビジネスを受注することと、受注し続ける事は違う。と置き換えられるのです。それをするために、どうすべきかをもっと考えることで、安定したビジネスが続けられるだろうと考えています。
最近の仕事に寄せられる期待の多くは「続ける」ということ。続いているであろう未来が見えること
続けるといっても今まであったことを続けると言うことではなく、新しい世界を創りそれが継続しうる仕組みを根付かせるという事がニーズとして大きく横たわっているように感じます。
1年後、3年後、5年後、10年後。この仕事がどうなるのか。未来の像を創りだし、人を惹き付け、それを継続していく必要があるのです。
年始にどこかでみたのにこんなのがありました。(知らなかったよ僕は)
「一日の計は朝にあり」
「一年の計は元旦にあり」
「十年の計は木を植えるにあり」
「百年の計は子を教えるにあり」
リバネスはスタート当初から100年続く時計をつくろうと話していました。期せずして、創業時から百年の計を実行に移しているということになります。十年の計についても「宇宙ヒノキプロジェクト」というものがスタートしており、これもやったんだなあと。(実際このプロジェクトの期限は40年後と設定されているのですが)
未来を創る為の仕事が集まるようになってきたのは、こういう事が根っこにあったからなのかもしれません。
この10年で大きな旗を掲げるのは得意になりました。長くやり続けているもの、ポッとでのアイデアで続かなかったもの、様々です。ここから必要になるのは、掲げた旗を振り続ける集中力と飽きずに没頭し続けられる継続の力。そして、最初に掲げたテーマにある「継続と進化」ですが、進化は継続の先にくっついてくるものだと思っている。つまり、継続しうる某というところに集中する事で、もっと面白い世界がつながってくるんだろうなと。今はまだリバネス創世記のノリで、継続性が怪しいことにも時間を突っ込んでいたりするから。
今年で僕は33歳になりますが、残りの企業人人生の中で、後何本の木を植えられるのかなというのは結構考える事であり、そこに集中する事でより高いパフォーマンスを出せるだろうなと、そんな事を思うに至った仕事始めの1月4日でしたとさ。
写真は鉄道博物館にある展示車両なのですが、「開拓使」つまり大使を乗せて運んだ車両だったりします。えらいカッコ良かったので撮影した。
リバネスがやっていることは、この車両と、色んな場所へ続いていく線路を、土地を拓き、敷設しているということだよねと10年経って思います。10年前は、車両の中に乗っているのがリバネスだ!という感じでしたが、そんな事よりより多くの人を乗せて新しい世界を見せてあげる事で、豊かになれればそれでいいよねと最近思います。