ソーシャルメディアと、路面店は似ている
先日自分のブログにこんな記事を書きました。
ソーシャルメディアマーケティングと聞いて寄ってくる人たちが決定的に勘違いしている事
わりと反響があったので、こちらでは飲食店という部分に絞って考えたいと思います。
先のブログでは、「ソーシャルメディアを活用すると言うことは、顔が見えているあなたの友人にサービスを提供し代金を貰うという覚悟をすることが必要です」という事を書きました。特にBtoBのような人にはこの意識が欠ける事が多いのですが、飲食店は知っている人と一見さんにサービスを提供するというスタンスになっているので、心持ちとしてはソーシャルメディアをうまく活用出来る人が多いはずなのです。
表題の「ソーシャルメディアと路面店は似ている」という事の意味することは何かというと
- FacebookやTwitter等のページは通りがかった人には見えていて「いいね!」「フォロー」(入店)するかどうかはそのアカウント(お店)次第だということ
どんな人に入店して欲しいのかはお店によると思いますので、そこはじっくり考えていただいて、あとはターゲットとなるお客様に何を見てもらえば入店してくれるのかを考えるということになります。
例えば、昨年11月より協力している恵比寿のお店NOS恵比寿さんのFacebookはこんな感じになっています。
アートと音楽がテーマになっており、イベントの開催も度々行なっているような店舗です。そのような雰囲気を楽しみたいと思う人たちに向けて発信をしていきます。これは「自分たちはこう考えて、このように楽しんで欲しいお店を作ってます。一緒に楽しみませんか?」と想いを発信する媒体になっているとも言えます。
そして徐々に、お客様もそれを広めたいという段階に入りつつある。理想的じゃないですか?
「シェア」という機能は、ハードルが高いのです。そのコンテンツに共感した人のみがシェアに至る訳ですから。
自分の好きなお店の情報をシェアしたい!シェアしても恥ずかしくない!みたいな所まで自分たちが発信している情報のクオリティをあげていきましょう。
誰しも、自分が好きな物・人・場所は、オススメしたいという欲求はあるはずです。「ホームページがしょぼかったから今まで紹介しなかったけど」みたいなハードルを、Facebookページのコンテンツで塗り替えましょう。
写真がかっこよく撮れている。料理が美味しそうに撮れている。これは重要です。見た目が汚い写真をアップしてもシェアされる確率は低いでしょう。(逆に、プロのカメラマンが撮ったパキッとした写真も広告っぽくなりすぎてシェアされづらいので、バランスがポイントです。画質が酷いとかは論外ですので、そこはクリアしてください。逆に、照明に凝り過ぎるとしっかりしすぎてしまうのです。)
うわー、このネタ、自分が常連だったらシェアしたい!というものはなんでしょう?自分のお気に入りのお店だったら、これがあればシェアして一緒に行きたい友人とお店までいくよ!というコンテンツは?
考える余地はいっぱいありますが、これって普段お店で紹介している事とあんまり変わらないはずです。口では伝えられるのにWebに出そうとすると意外と出てこない。そんな状況になっていませんか?まずはシンプルに、それをコンテンツにすればいいのです。