目標を明確にする事がFacebook成功の秘訣:「ゴルフ週刊誌のFacebookが日本一になった理由」を読んで

   

そこに魔法はなかった!

物凄く安心した(笑

ゴルフ週刊誌のFacebookが日本一になった理由

ゴルフ週刊誌のFacebookが日本一になった理由

本文の最後に、今すぐ実践できる飲食店の良質なコンテンツ例を載せました。参考まで

このゴルフ週刊誌って、パーゴルフって雑誌の事です。そのFacebookページは、2012年3月27日現在、Facebookオフィシャルのページを除いて、日本で一番のいいね!数を誇ります。2,292,472いいね!ですよ。2百万!

なんでパーゴルフが?

と、ずっと気になっていたのですが、そこに隠されている秘密があるのかなと思って、発売されたばかりの本書に目を通してみました。結論から言えば、そこに魔法はありません。何かチートを行った訳でもなく、真っ当に日本一になっています。(とはいえ、Facebookのおすすめユーザーになったりという事もあると思うので、何もないというと嘘になるとは思いますが)

この本に書いてある事を、飲食店視点にブレークダウンすると以下の通りです。

  1. 目標を掲げるということ
  2. 目標をクリアするために取り組みの効果を検証し、ブラッシュアップすること
  3. お客様の事を想像し、楽しませることに徹し、壁を超えていくこと

この辺が重要な事だと思います。

1:目標を掲げるということ

どうすればいいかというと、いつまでに何を達成するのかを明示する事だと考えて下さい。
2012年5月1日までに1000 いいね!達成すると言うことを明確に意識することです。
飲食店のように、毎日が目まぐるしく流れていくような環境ですと、忙しくなってくるとToDoがおざなりになることはよく起こります。それを防ぐために、スタッフルームの壁に目標を紙に書いて貼っておくのが分かりやすいでしょう。

今の数値をスタッフ全員で意識し、誘導するにはどうしたら良いかを各自が考える事が重要です。

目標に足りなければ、帰りがけにお客様に一言かけるという行動にもつながるでしょう、注文を聞いてファーストドリンクが出るまでに是非見てみて下さいと声をかけることも可能です。どのタイミングでどんな言葉をかけることが、注目してもらうポイントなのかを各自がノウハウとして蓄積し始めたらそれを店内で共有する仕組みを作りましょう。

僕のオススメは、非公開のFacebookグループを作って全員を投入することです。

2:目標をクリアするために取り組みの効果を検証し、ブラッシュアップすること

これは何かというと、Facebookへの一つ一つのポストについて、その効果を意識し、解析し、ブラッシュアップに力をそそぐことという事になります。管理者であれば、Facebookページでどんなポストがどれだけのいいね!をもらっているかを把握することが出来ます。どんなお客様が、どんな事に対していいね!をするのかを日々実験し、検証し、ダメなものは辞めるということで積み上げていきます。

その為には、Facebookを使いこなさなくてはいけません。テキストをポストする、写真付きでポストする、フォトアルバムを作る、動画を投稿する、クエスチョンを投稿する、お客様に積極的にウォールに投稿させてみる、スタッフが顔出しで何かをレポートする、メニュー人気ランキングを投稿する。お金をかけずともできることがいっぱいあります。まずはやってみましょう。

3:お客様の事を想像し、楽しませることに徹し、壁を超えていくこと

最後に、一番重要なこれ。

お客様といっても千差万別です。

一見さんが多い店、ファストフード、常連さんが付いている店、お店のタイプによるでしょうが、その壁を超えていくというのが最も重要な部分です。

飲食店のお客様構成

飲食店のお客様構成

普通に考えると、飲食店のお客様像はこんな感じです。コアが自店舗のスタッフにあり、その回りに常連さん、その先に一見さんが位置します。実線が壁です。スタッフはこの壁を超えていかなくてはなりません。壁を超えていくことで常連さんを増やしていくというのが、安定した飲食店を作ると言えるでしょう。

では、それをFacebookに置き換えるとどうなるでしょうか。

中心をFacebookページ、その次がいいね!してくれている人且つエッジランクが高い人(店舗Facebookページのポストが高確率でいいね!してくれている人のウォールに掲載される人)その次がいいね!してくれている人且つエッジランクが低い人(交流がない為に、重要な投稿しか表示されなくなっている人)、その次がいいね!してない人です。

いいね!していない人の中にもいくつかの壁があると考えられますが、順番をつけるのが難しいので文章で。

  • いいね!している人の友人で店舗の近所にゆかりがある人
    →勤務先、学校等
  • 店舗の近所にゆかりがあるけれどもいいね!をしていない且つ、友達もいいね!をしていない
  • 店舗の最寄り駅沿線に住んでいる人

こんな感じで、Facebookでは徐々に影響力が外に及ぶように考えていく事になります。

外に影響力を及ばせるにはどうしたらいいか

Facebookで、いいね!を拡散させる方法は、シンプルに言うと下記のとおりです

  • いいね!してもらう
  • シェアしてもらう
  • Facebook広告を活用する
  • ブログ等に書いてもらう

最後の一つはFacebookを出てしまうので、割愛しますが、その他についてどのように実践するかが成功の鍵です。

これについて重要だと思うのは、あなたが情報を投げかける先の人はだれなのかをしっかりと意識して、その人達がいいね!やシェアをしたくなるように投稿をカスタマイズしていくと言うことを続けるという事に尽きます。

シンプルに言えば、いいね!がつかなかったら、それと同様なポストは辞める。それだけです。
いいね!がたくさん付くようなポストがあれば、それを横展開させる。
コレを続けることで、未来が見えてきます。

良質な飲食店のコンテンツを考えてみた

常連さんのバースデーがあるなら、それをポストするのもよいでしょう。

一見さんでも、何か感動的な出来事があれば、それをポストして良いかお客様に尋ねるという事も実践すると良いと思います。柔軟性のある店舗を表現できますし、内輪盛り上がりだけじゃない店舗だという事が伝わる良コンテンツと言えます。

アニバーサリーは告知だけではなく、みんなでカウントダウンしてもよいでしょう。ケーキがオススメなお店なら、ケーキであと何日!と書いた写真をポストするというのも、注目を引くコンテンツだと言えます。

ワインが有名なお店なら、今までに空いたワインの本数が1万本に達しました!なんていうのはどうでしょう。今年飲んでいただいたと置き換えればどのお店でも出来るでしょう。チーズがオススメなら、今まで使ったチーズの量が1tを越えたよ!なんてのもいいと思います。そうすることで、お店のオススメが明確にわかりいいね!と共に強烈なアピールとなります。

お客様は、お店の料理や雰囲気を楽しみたいと言うことはもちろんなのですが、ソーシャルメディアで共感・共有したいんです。自分がそのお店にコミットしているんだぜ、いいだろ?と言いたいんです。

さっきのワインの例であれば、1万本目は誰々さんでした!と、写真にタグ付けなんか出来ると最高でしょう。いいね!が付くこと請け合いだと考えられます。

 

 

以上、いかがでしょうか。あなたのヒントになるかもしれません。ざくっと読めちゃうので一読をお勧めします。

 

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