「決めて」「走る」の繰り返し。
かつて僕はフワフワとしていた。勢いはあったがフワフワと生きていた。11年前の僕は、そういう感じだったと思う。
創業期のリバネスも、今よりは全然ふわふわとしていた。サイエンスの知識を面白い!と思ってもらう事に価値を感じ、それを提供して生きていこうとなんとなく考えていた。全員が学生だったし、覚悟100%という感じではなかったが、個人的にはリバネスはこのままじゃ喰っていけないと思いながら、何をどうしたらいいんだろうと考えて家路についていた事を今でも強烈に覚えている。
今でこそ専務取締役CIOとしてリバネスにいるが、初期のビジネスモデルの確立にはあまり役に立ったかわからない。
何しろ自分自身わからないことばっかりだったし、みんなもがきながら最初の3年を過ごした。4年目のリバネスは「年商1億いかなかったらやめる!」をキーワードに、学生を終えた面々が中心となり売上を支えた。何が転機だったかというと、僕の中には一つ明確なものがあるのだが、それの話は今はおいておいて、結果としては年商1億の壁を突破して今に至る。
ここで大事だった事は、覚悟を決めた事だ
俺達は、この会社で喰っていくんだと。ほとんどのメンバーが学生だったリバネスが、当時の社長を含む数名が学生を卒業したと同時に覚悟を決め、これだ!と走った。結果的に、その中でいくつかのイノベーションが起きており今に続いている。
今思えば、「心に決める」という決断が重要だった。
自らを導くのは何か
それは自らとの約束だろう。拘束条件が多いほど、強い力を発揮するというのはHUNTER×HUNTERの念の世界ですが、実世界でもさほど変わらないような気がする。
その為にはまず決めなくてはならない。自らが向かう先がどこなのかを。小さな一歩でも構わないが、決めなくては。
決めた上でゴールを適宜調整するのは構わないと思う。ただ、決めずに動いたのでは、それは流されているだけだ。
軸足を決めずして大きなジャンプは叶わない。
地図を描くのはいつも自分
じゃぁその目的地を目指すために必要なものは何か。コンパスと地図だ。コンパスは自らを動かしている基本概念みたいなものだろうし、地図は今いる場所で出来る限り見渡し自分で描き上げる必要があるだろう。(まぁお金で解決するという方法ももちろんある)
新しい環境にぶちこまれたらなにをするかといったら、地図作りなんだろうなぁと自分に納得させながら、距離と方角の計算を続ける今日このごろでありましたとさ。(今の環境ではまだ走りだすにいたってません)