若者の◯◯離れに有効なのは教育なんだと思う

   

若者の◯◯離れ。車、結婚、持ち家、そして理科離れ。
我々リバネスは、元はと言えば理科離れをなんとかすべしと立ち上がった会社である。
教育の現場に積極的に顔を出し、子供たちがもってないものを提供する。
研究者たちも、アウトリーチが必要なのだという風潮により、(嫌々かもしれないが)サイエンスカフェや講演活動を活発化した。
ここでいう研究者というのは、広く理系という分野の人材を示すので、社会的にも比重が大きいのだろう。だから大きく動いたのかなと思う。まだまだ十分とは言えないが。

若者の町工場離れ
最近町工場関係の仕事をしていてふと思ったのだが。町工場の減少は後継者不足が原因の多くを占めている。それはなぜだろうか。
職人の丁稚奉公制みたいなものが成り立たなくなったんだよね。
背中を見ろやら、技は教えてもらうんじゃなくて盗めだとか。そういう雰囲気をみんなしっている。直接工場や職人に触れたことなんてないのにだ。厳しい道だという事も当然気付いてる。
結果として、やりたい人が減ったのだ。
メディアの功罪もあるかもしれない。

マスがあるから生き残れる
イノベーションを生み出す人間は、一握りしかいない。たくさんの人がいての一握りなのだから、そもそもたくさんの人がいない状況では何も生まれないだろう。
関心の間口を広げ、持続する好奇心への入り口を提供し、物事に興味を持ってしまう体験をさせる。

僕らがやっているのは、そういう事であり、職人に比べれば至れり尽くせりな事をしている。
それでも足りないと思っているのだ。

持続的な世界を築くのには、膨大な労力を要する。そこを怠った結果が、若者の町工場離れの正体なんじゃないだろうかなんてことを思った。

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