僕「なんで職人になったの?」彼女「モノづくりが好きみたい!」
町工場巡り第二弾。古澤製作所。
須和田製作所に続き、ハサミやさん。
9人でやってる小さな工場だ。
見学に来ましたーと言うと、社長が若いのを呼び出した。どんな人が説明してくれるのかと思っていたらかわいらしい女の子ではないか。驚いた。
今の社長は二代目らしいが、腕の立つ人だ。機械は古いし、機械を作ってる会社もなくなってるので、自分たちでメンテナンスしてる。
プレスや炉、研磨機などがあれば、それなりに作れるのだが、マシニングセンタやら、溶接設備やら、どんどん自分で作っちゃえる人。スーパーマンだわ。
さらに驚いたのは平均年齢。
なんと37歳(だったはず)
町工場の平均年齢としては驚異的に若い。説明してくれた女性は二十歳くらいなはずだ。
先代が引退して、ごそっと入れ替わりを行ったのだとか。それにしてもすごいな。
それで、その女の子に聞いてみた。なんで職人になったのと。
彼女は言う。
ものづくり好きなんですよと。
旦那(結婚してんのか!と二度驚いたが)は、自動車の部品を作ってるらしいのだが、それよりは自分が作った製品が直接届いて、お客さんから声が戻ってくるのが嬉しいんだって。
元々は農業高校出身。農業高校の先生はがっくししたかもしれないが、好きであるということが、推進力になっている良い例だなと感じた。
好きという気持ちに嘘はつけないのだ。