休暇が無制限な状態で働くということ

   

アメリカで休暇が無制限に設定されている企業が増えているらしい

米人事管理協会のブルース・エリオット氏によると、無制限の休暇を認めている企業は全体の1%にすぎないが、新興企業やハイテク企業を中心に増加傾向にある。

1%もあるんか!

制度の問題点としては、全体のスケジュール調整が難しくなるほか、従業員が不安になり、かえって休暇を取らなくなってしまうとの懸念もある。マーケティング・ソフトの開発を手がけるマサチューセッツ州ボストンのハブスポットも休暇に上限はないが、年間2週間という下限を設けている。ただし会社が記録を取らないため、守っているかどうかの判定は自己申告に頼るしかない。

モトリー・フールでは毎月くじ引きが実施され、当たった従業員は30日以内に2週間の休暇を取らなければならない。休暇中は職場との連絡を一切禁止されるという。

逆に休暇を取らないという事が発生するのか。更には下限を設けている。

(*注:ここでいう休暇は、恐らく長期休暇だと思う。週休5日です!という話ではないんじゃないか。その前提で以下を書きます)

そもそも休暇を取るという事は労力がかかる

無制限と言っても、もらっている給与なりのノルマはあるのだろうから、では365日休みます!なんてことは出来ないはずで。

超えるべき壁がそこに存在する中で最高のパフォーマンスを出し、それが出来たならしっかりとリフレッシュしてくれよという事が趣旨なのだろうと思う。

そもそも長期休暇を取得するという事は、労力を要する。自分がやっていることを放り出して休暇を取るという事は出来ないだろうから、それなりの努力をして、自分のスケジュールに穴を開けなくてはならないのだから大変な事に変わりは無い。

年に何度もという訳には自然といかなくなるのだろう。

最高のパフォーマンスを出すという事

社内でも良く言う事なのだが、100%を仕事に投入するという事は、自分をすり減らして生きる事と同義だと考えている。四六時中仕事をしていては、成長出来ない。それでは未来につながらない、今を凌ぐだけで使い捨てられてしまうだけだ。

長期に渡り、会社を存続し、成長させ、より良い組織にしていく為には、従業員の成長は必須だ。

その為には、メリハリを付け、公私共に濃い時間を過ごす必要がある。

そんな事を考えていたら、こいつを思い出した。

正しいダイエット法の伝授 俺たちアスリートの大事な義務

前回の続きで運動の事やけど、みんながすぐに思い浮かべる腹筋運動やけど、注意するところがある。毎日同じ腹筋運動を同じ回数だけしても効果が薄くなるってことをわかってほしい。

実は、俺らは20から30種類の腹筋運動を毎日組み合わせを変えながら10種類ぐらいをやる。しかもスピードや強度を変えてるから、年中違う刺激を腹筋に与えることができる。

そうすることで、腹筋に余分な疲労をためずに、毎日腹筋運動を続けることができるし、色んな体の使い方が出来るようになる。もちろん、見た目もバランスがとれて最高にカッコよくもなる。

これって筋トレだけじゃないよね。脳トレも一緒だと思う。同じことばかりやってても成長が鈍化する。

最高のパフォーマンスを長期にわたって出し続けるには、色んな刺激を与え続けなくてはならない。特にクリエイティブである必要性があるのであれば、それは必須なのだ。

改めて休暇が無制限であるということ

こうなってくると、自分に与えるべき刺激にかかる時間は、毎年変わってゆくだろう。短くてOKな時もあれば、じっくりと時間を使いたい時だってあるのだと思う。

休暇に上限がかかっている事で、出来ないことがあれば、それは離職にもつながるだろうし、そういう人材が会社から出て行ってしまう損失のほうが結果的に大きくなるはずだ。

導入する方法は

給与の決定には査定があるのだし、出しているパフォーマンスがわかれば問題なく計算出来るだろう。

給与に見合った働きをしてくれれば会社は十分であるし、給与以上に働き過ぎる事での不満は解消される。

当然、良いパフォーマンスがあがっている人材は給与を上げるか休暇を長く取るだろう。

会社と従業員がフェアになって良い環境になるんじゃないだろうか。

その為には、査定が利益ベースに則っている必要があると思うが、そこがクリアできれば十分導入出来ると思うね。

おすすめ記事一覧

 - フリーアイデア