決めるという活動が一番時間がかかる。なぜか

   

物事を進めていく上で必ず遭遇するのは「決める」という瞬間です。

決めるのに時間がかかるという人は少なくないのではないでしょうか。

決断をするという事に今より時間がかからなくなったら、あなたの業務効率はどの程度あがるでしょうか。

毎日の活動の中で「決める」という事に対して、どの程度の時間がかかっているでしょうか。そんな話。

人は物事を決める事に時間がかかる

なぜって、決めるという事を行うと、通常は後戻りがしにくくなるからである。一度決めたら戻れない、もしくは戻るのに大きな労力がかかる。だから二の足を踏むのです。

自分だけで決められなければ、相談相手が必要です。相談相手との意思疎通には当然時間がかかります。自分の負担も相手の負担も大きくなっていきます。自分で何も決められない人は、雪だるま式に時間がそこにかかっていくことになります。

何故決められないのでしょうか?決定権が無いからというのは仕方のない事ではありますが、それにしても決定権者に自分はこう考えこう決めたのですがいかがでしょう?と諮る事も出来るはずです。そうしてくれたほうが色々と捗ると僕は思うので、どんな人でも「決める」という思考を踏むのはとても大事だと思っています。

敵が分からないから決められない

自分で決めるにしろ、誰かと相談するにしろ、敵がわからない戦に勝てる訳がありません。

自分がやっていることの意味がわかっていないのに、どうやって勝つのでしょう。

自分で決められない人は「敵」の存在について曖昧なまま時間を過ごし過ぎな気がします。

自分が「決め」なきゃならない事は、何に引導を渡せば決まるものでしょうか?まずはそれをはっきりとさせなければ。

自分がした提案について、メンバーから総ツッコミを受けやすい人がいます。それはなぜか。

人に突っ込まれやすいのは「ただなんとなく決めました」というパターンです。これはどこまで行っても突っ込める。そしてそれは決めたのではなく「ただなんとなく設定しました」というのと同義。なんでだよ!と総ツッコミが来るのは当たり前です。

答えがありそうなら前例を探して説得力とする。答えがない世界なら、何かしらのデータを元に自分の仮説を立て、決めたことによって何が達成されるのかを想定しておく。

それを決めた根拠と解決したい課題との因果関係が明確になっていると良いですね。他の選択をしなかった理由をスパっと答えられるというのも良さそう。

決めるという事から逃げて、思考停止な時間をつくるのではなく、時間を有意義に使って自分の決めた世界を相手に伝えるようにしたいものです。

あなたの提案が、「なんとなく設定」されたものだと、全方位的にツッコむことになり、それはその人が(一応)考えてきた時間を0に戻して一から考え直すという事になり非常に非効率だと感じてしまう。それが人間です。

決める事で変わること

自分で決めるという事が出来る人は、アウトプットの前に色々考えているはずです。

決めるという事は、「自分で考える」の先にある事。

きちんと考えた事を否定するのは難しい。当然間違っている事や、違うアプローチの方が良かったりという事は起こり得る。ただ、頭ごなしにそんなのダメだなんて言えなくなります。全部は肯定出来ないが、この部分は参考に値するという事が起こりえる。

そうすれば付き合い方が変わってきます。

相手から見た自分が、「またかよ」と思われるのか、「何が出てくるのかな、わくわく」と思われるのか。

その違いだけで、人生かなり変わるんじゃないかなと僕は思うんだよね。

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