これからのビジネスのトレンド@2013年末版

   

単刀直入に言えば、それは多様性を担保するようなサービスだ。

スマートフォンの出現、LTEなどの高速通信網の整備、ノマドの浸透とセキュリティ対策の為のテクノロジー、バッテリーの大容量化とデバイスの低電力化。

働くという事に関して言えば、この数年で色んなことが実用的になったと思う。今までオフィスに縛られていたお仕事空間は外出先とシームレスに繋がった。電話代ですら外線を内線の如く利用できるサービスが生まれるなど、場所にこだわる必要性はもはやあまりないのだ。

インフラ及び、ソフトウェアが整ったと思う今スタートアップが狙う市場は、多様性を担保する仕組みを作るという事だ。

スタートアップはもう我慢がならないのだろう。既存の仕事のやり方に。
古く、使い勝手が悪く、イライラが止まらない。俺ならこうするのに、こんな風になって欲しい。
従来なら要望を提示して改善を待つというのが普通だったが、もうそんな時間待てないのだ。
生きている時間は有限であり、もっと利便性の高い世界が欲しいと望むなら、自分で作ってしまえという時代である。

Uberが先日日本に上陸した。
ここを見てもらうとわかると思うのだが、創業者は自分が欲しいものをデザインし、ビジネスに落とし込んだ。
そして、そのビジネスは、働く人たちの多様性と利用者の利便性を担保している。

先日参加したR-SICに来ていたキャスタリアが準備しているのは、code.ac.jp。モバイルでガンガン勉強できる通信制の学校だ。生徒に学校に通わない就学環境を提供する。

キックスターターなどのクラウドソーシングサービスは起業家(事業家)たちに資金調達の選択肢を与えた。

Kindleは着実に本と人との関係を変えていくと思う。読書空間に多様性をもたらした。huluは映像で同じ事をしている。

MAKERSムーブメント及び3Dプリンタの普及は物作りという敷居の高さを低く見せた。

金、人、物。
色んな分野で従来は無かった選択肢が提供される。そしてそれはインターネットを通じて世界へと提供されるのだ。
今はない選択肢を提供することで、何処かの世界に生き方の多様性が提供できる。今のトレンドはその辺にある。

僕らがやろうとしていること

それは、人々に知識という選択肢を提供する事だ。今まではお金やネットワークが無いと解決できなかった事を、知識の流動性を高める仕組みを作ることで解決しようとしている。
知識人は、自分が持つ知識の使い方に気付くだろう。そんな知恵を持たない人がどれだけありがたがるのかを体感できる。そして、知識には値段が付くのだ。研究費の足しにもなるだろう。
課題を抱えた人たちは、解決のヒントや、直接的に解決してくれるかもしれないチャンスを得る。そんな世界を作りたいと思っている。

研究者、技術者が参加している課題解決型のクラウドソーシングサービス

リバネスはResQue.jpというクラウドソーシングを始める。これによって世界の未解決課題を少しでも解決するために。

私自身がこのプロジェクトにコミットする理由は一つ。生きているうちに、出来るだけ遠くの世界が見たいからだ。
研究室や工場に閉じこもっている知識や技術の流動性を高めることで、世界はスムーズに回り始める。
研究者や技術者は、外の世界のニーズに触れ合うことで、時間は取られるかもしれないが、刺激がそれを上回るはずだ。

世の中の未解決課題を解決したい研究者・技術者の皆さん。サービスローンチ前に、現在事前登録開始しています。以下のバナーより、是非ご登録を。

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