居場所を作ると言うこと
先ほど、弊社リバネスの代表 丸が都知事候補の家入かずまさんのツイキャスに出ていたのだけど。→ここ
今日のテーマは「居場所」というものだった。これについて書いてみたい。
丸は、実は高学歴ニートがいてね。という話をしていた。研究者も、パーマネントなポストと言うのはたくさんあるわけじゃなくて、好きで研究していても、必ずしも食っていける訳じゃない。食っていけないとなった時に、居場所が無くなってしまうという現実があるんですね。
リバネスでは、ポスドク問題といって職にあぶれる人たちを何とかしたいと思って、研究者のキャリア多様性を促進しようと啓蒙活動みたいなことを始めた。それがincu・beという冊子だったりする。始めた当初は人を沢山雇う体力なんて無くて歯がゆい思いもしたのだけど、最近はだんだんと博士号取得者の採用数が増えていて、ついに40人強のスタッフの内の半分以上が博士号取得者だったりする。
家入さんは、リバティという活動をしてて、リバ邸といって駆け込み寺みたいなのをやっているのだけど、このツイキャスの中ででた言葉が印象的だった。
引きこもりのリバティ、研究者のリバネス。意外と似てる、か。確かに
— George:吉田丈治 (@geeorgey) 2014, 2月 5
自分自身は「居場所を作る」なんて高尚な事を考えていた訳じゃないのだけど、結果的にやって来たことはそういうことだったのかもしれない。研究者の居場所を作る、そういうことか。
リバネスは「科学技術の発展と地球貢献を実現する」というテーマを掲げて動いているのだけど、研究者の居場所をもっと作ることが出来れば確実に科学技術の発展に貢献することが出来るよねとふと思った。
研究者の居場所を作る
例えば、リバネス研究費という活動があるのだけど、これは若手研究者に対して少額なんだけど研究費を提供し、若手だからこそチャレンジ出来るような研究を奨励しちゃおうよという取り組み。
これによって新しいことが出来るというのは、居場所という事にも繋がるなと感じる。
今年はそれを更に拡張しようと考えていて、研究者・技術者クラウドソーシングのResQue(レスキュー)というサービスを準備中なのだが、これは民間企業の悩みを研究者が解決することで対価を得ようというもの。
研究費的に使ってもらうことを想定しているのと、例えばポスドクについては任期が切れた後に食うに困らないように問題解決実績をつけてもらって仕事が途切れないようにしたいという思いもある。
そんな事をやっているので、ツイキャスで聞いた「居場所を作る」という言葉はしっくり来たな。
ということで、家入さんの都知事選も佳境ですが、先ほどリリースされたサイト面白かったですよ。