『彼らが消えて行く前に(Before They Pass Away)』は対岸の火事じゃない

   

【人類が凄い】地球一周し、少数民族の文化を記録した壮大なプロジェクト『彼らが消えて行く前に』

こんな記事を見た。少数民族の記録を収めたものだ。

是非本家サイトも覗いて欲しい。Before they pass away

これは消えゆく少数民族の話だが、消えゆく地方自治体や、消えゆく産業等、記録にも残らない世界というものも存在する。

文明を否定し、自らの文化に固執するということは悪いことではないと思う。その為に生きる糧が減り、人口が減るなんていうこともままあるだろう。独自の文化を維持し続けるには、地球は狭い。一つにつながった地球の中で、自らの生態環境は誰かと接続している事を否定出来ない。その中で独立性を保つということのなんと困難なことか。

鎖国したまま持続性のある世界を保つことが出来るか

僕の最近の関心はこの辺にある。こちらのブログにも書いたことなのだが,閉じた世界で一生生きていける保証は無いのだ。

今ある世界を保つということを、望む人は、そのコミュニティのどのあたりにいる人だろうか。年寄りは今の世界のままでいても、逃げきれるのかもしれないが、若者はどうだろう?

そこにいる人たちの全員の孫の代まで大丈夫という事であれば、その世界観は成り立つのかもしれないし、維持しても良いのかもしれないとは思う。ただ、本当に限界の所にいる人達は野垂れ死にになりはしないだろうか。

それは日本国内にも適応できる。一番大きく言えば、この日本国がそうだろう。

果たして今のまま国家を維持できるだろうか。

僕らはきっと深刻な事態に直面するだろう。その時に考えるべきは、今生きている世代の話ではなく、まだ生まれても居ない孫の代が生きていけるかを念頭に考えるべきでは無いだろうか。

今行きている人たちが権利を主張するからおかしくなるのだと僕は思う。

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