どんどん人を測る事ができなくなってゆくのだから

   

弊社リバネスは今日から仕事始めです。

仕事始めの日には、全社員が1分ずつピッチするという事が恒例になっており(そして1分じゃ終わらない人続出)まとまった時間に何を考えていたのかを聞くのが年初の楽しみだったりします。

2016年始の挨拶で話をしたこと

リバネスがスタートしたのは2001年です。そこから14年が経ちました。最近では12年を時計一回りに見立て(つまり1年で5分時計の針が進みます)、12時間は時計の針が回るような組織を作ろうという事をベースに事業を展開しています。(ビジョナリーカンパニーにヒントを得ています)

そんな組織なのですが、未来を強く意識したのが3年前の新入社員が入ってきた時でした。それまでの社員は良くも悪くも、自分の持つ"ものさし"で測る事が出来たような気がします。しかし、その時に入ってきた彼は違ったんですよね。

「良く分からない」事考えてるな

って思ったのを覚えています。仕事は一生懸命やるし、勤務態度に問題があるという訳ではない。でも、今まで持っていたものさしのベクトルとはどこか違う方向に向かって一直線に進んでいくように見えました。自分はその時点で言うと、彼を評価出来るものさしを持っていなかったし、彼を正確に評価するベクトルにものさしを向けてもいなかったのだと思います。

ベクトルに多様性のない組織で起こりうる事

とは言え、普通に考えたら、会社の評価軸に乗ってこない社員なんて評価に値しないとなってしまう可能性が高いのではないでしょうか。そうならないために一生懸命先輩に学び、それでも「近頃の若いもんは努力を知らない」とか言われてしまったりする訳です。そりゃ育ってきた時代背景・環境が全く違うわけですから、なかなか同じようにやれよというのは難しくなるだろうと思います。

でも、そんなにヘナチョコだろうかと個人的には思うんですよね。

どんどん自分のものさしは役に立たなくなっていく時代だから

若者に対して努力が足りないというのは簡単だと思います。言うだけなら経験があるのだからいくらでも言えてしまうでしょう。

でも、それはもしかすると、貴方のものさしで測れなくなってきているだけかもしれません。

時代の移り変わりのスピードは増すばかりです。きっと、どんどん世の中は変化していくでしょう。

先に生まれた人はそれだけ色々なものが吸収できるはずですから、色んなベクトルを手に入れておいたほうが建設的なのではないかと思います。

そんなスタンスで生きていたって、何時の時代にもニュータイプはやってくる。その時に若者を見下していたら時代を作ることは出来ません。一つ立ち止まってこう考えるのです「自分のものさしが役に立たなくなっているのではないか」と。

とまあざっくりというとそんな話をしました

本当は他社とリバネスの違いや、これからのリバネスを支えていくにあたって必要になるだろう資質みたいな話しもしたのですが、ここに書くとアレな感じになりそうなので聞きたい人はビジョナリーカフェにでも来てください

2016年春からの採用もまだ間に合いますよ!

お待ちしてます

2016年も吉田丈治と株式会社リバネスをよろしくお願いします!

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