シリーズ:理系の職場:没頭する癖
週末なのでゆるい話題で行きましょう。
シリーズ理系の職場。
僕が働いている株式会社リバネスという会社は、8年前に理系の大学生・大学院生のみで立ち上げられた会社です。それは現在まで脈々と引き継がれ(*バックオフィス除く)、理系出身者のみの職場環境をつくりあげています。
ある意味特殊な環境だろうなということで、色んな点を、面白く、時に真面目に綴っていこうと思ったのが、シリーズ理系の職場です。
理系の生態系について、理解出来ない文系の方に向けて、何か提供できることがあるとかないとか。
没頭する癖
理系出身者というのは、まぁそのうちのほとんどが研究という過程をへているわけです。
研究については、内容は千差万別、分野によって全然違う事を遣るわけですが、唯一同じであるということは、研究対象に向きああい、それだけのことを考えて過ごした経験があるという事かもしれない。
そんな研究現場ですが、僕の例を言うと
・半導体の研究してました
・クリーンルームで研究です
・防塵服に身を包んでました
そんな環境で実験してました。
しかも、実験は長時間かかるわけです。何をやるにも時間がかかった記憶しかない。
とにかくそれに没頭して、実験結果を求めました。
無機物を扱う僕ですらそんな感じです。
リバネスは元々、バイオ系の出身者が多く、動物を対象とした研究をするものも少なくありません。
マウスとかね。動物は生き物ですから、それはもう手間がかかるとか。
おっと、話がずれました。
こんな感じで研究をするわけですよ。そうするとですね、出来るんです、あれが。
長時間ワーク耐性
リバネスの設立当初は皆が学生でした。
大学行ってから仕事をするというのは普通で、コアメンバーは寝る間を惜しんでいろんなコトをやっていました。その為、長時間労働なんてものは普通だったりします。
終電まで働くなんてざらでした。皆それが普通だった。
流石にそれを続けるのはまずいと、最初に行ったのは22時にオフィスを締めるという規約締結。4年前くらいかな?
強制的に退去させるのです。
それでもね、繁忙期になるとその規約が形骸化していく。
なんなんだー!!となって、今度は21時に締める事にしました。(2年前くらい?)
やり始めた当初は、大丈夫だ、問題ない。という感じで運用できるのですが、夏場や年末といった繁忙期になると、だんだんと退社時間が遅くなっていくリバネス…
そのループは今でも続いています。。。
早く退勤しなさいみんな!
おっと、また話がずれました。
つまりですね、長時間ワーク耐性が高いわけですよ、理系出身者は。
ただ、それだけやってるとダメなんですね。
学生時代は、輪講などで知識を吸収する機会を強制的に作らされていた我々。
社会人になってからはどうでしょう?
勉強する時間は?
ネットワークを広げる時間は?
それは自分で作るしかない。
そう考えると、終電まで働いていちゃまずい。
終電まで働く生活が長く続くとどうなるか。
自分がすり減っていく
それだけです。
今までの人生で培ってきたストックをすり減らしていく。使い切ったら怖いですよね。
長時間ワーク耐性は、悪くはないと思う特性ですが、うまく使わないとダメ人間になる可能性があります。
長時間働いても大丈夫だから、だらだら効率が悪い働き方になる可能性もあります。
そんな訳で僕は、さっさと仕事を終わらせて、夜遊びに行く位がちょうどいいんだよと思うんですけどね。
シリーズ理系の職場第一弾は、没頭と長時間ワーク耐性という話でした。