今年実践した企画書の書き方:アイデアってどうやって出してるんですかの答え
2010年も終わりに近づき、今年やったことをまとめようと思ったんだけど、自分の中だけで完結しても、読者の皆さんの得るところが無いと思うので、今年一番やったことに対する一つの答えを書いておこうと思う。
今年一番やったことは、企画書を書く事、だったりする。
僕が居る打ち合わせであれ、そうでない場合であれ、提案には、提案を具体的に把握してもらうための資料が必要だ。それを作るというところに一番時間を注いだと思う。
(実質時間としてはそうじゃないんだろうけど、CPU(脳みそ)の稼働率を勘案しての話)
リバネスは、知識製造業だ。
製造業じゃないから、何かを作って売るわけじゃないし、
創業時からやっている教育事業一つとっても、何か形のあるものではない。知識を形にするのだ。
そういったもやっとしたものに価値を見出してもらい、価値に相応する価格をつける。そして、最終的にはその価格を安い!と思ってもらう事が出来るように仕事を進めていくのだ。
形がないものを売るというのは、なかなかに難しいところで、出来ない人はとにかく出来ない。
形がないものを「企画書」という形にして出力するんだけど、それが出来ない。
出来ないといったときに出てくる理由は
- 時間が無い
- イメージが沸かない
- アイデアが足りない
- どうやって形にしたらいいかわからない
そんなところだろうか。
今日は3について話をしようと思う。
目の前に課題がある。
それについて、解決すべく、機会が与えられた時、いったい何が起こるかというと、そこにいる当事者の間でまずは盛り上がる。こんな方法で、あーしてこーしてどーこーして。こんなことができないかなぁ?
って、きっとプロジェクトなんて名前が付く前の段階は、ありとあらゆる雑多な情報が集積された場所に、自分が迷いこむことになるんだ。
その初期の盛り上がりからしばらくして次の提案の機会がある。
その間に企画書というものを練り上げる必要があるんだよね。
出来ない人の特徴はなにか。
単純に、企画書を作るのが遅すぎるという点。
初期のパッションなんて、この忙しい毎日の中ではあっという間に吹き飛んでしまうのに、情熱が冷めてから企画書と向かい合う。最悪の場合は、企画書提出の数日前という人もいる。
これじゃ絶対うまくいかない。絶対にだ。
そこで、僕が今年実践していたルーチンは
- 初期のミーティングでとにかく盛り上がる
- ミーティング解散後、まずはプロトタイプの企画書をかきあげてしまう
- 寝かせる
- 提出前にもう一度もんでみる
- 最終版を作り上げる
- プレゼンする
の流れ。
特に2が一番大事で、その場で出てきたアイデアを、兎にも角にも頭に全部入れる。
それが出来れば仕事の半分は終わり。
僕は良く、アイデアの神様がシャワーを浴びている時に降りてくるんだけど、それってなんでかっていうと、2をやっているからだと思う。
頭にちゃんと情報を入れて、寝かせておくとさ、脳みそって優秀だなあと思う。
なんか出てくる瞬間って絶対あるんだよね。
もちろん、期日前までに自然と出てこないこともあるんだけど、割と出てくる事が多い。
3の寝かせてる間に、なんか脳みそが整理されてあれとこれがつながって、美味しい企画書になる。
みたいなことが実際に起こるんだよね。
上手に企画書が書けないなって人は一度試してみたらいいと思う。
かけなかったぞバカヤローって人がいたら、一度一緒に飲みましょう。三軒茶屋アゲマキで。
あとね、これって、人と打ち合わせする際に資料を作っていくときにも同様の事が言えると思いますよ。
僕は、当日作ったような資料は見たくない。
朝からモーレツに頑張って作りました!という資料が凄かった試しが自分を含めてあまりないから。
次のミーティングの予定を抑えたなら、やっぱり同じルーチンをしたほうが良いものが出来ると思う。ましてや誰かの時間を使って打ち合わせをするなら、業務効率考えても、ある程度咀嚼されたものじゃないと、それって相手にも仕事増やすだけだよね。
つらつらと書いてみましたが、僕なりのライフハックでしたとさ。
2010年もあとわずかですね!!