自分の未来は今の自分からしか生まれないし、居場所は自分が作る物だという話。
本日で仕事納めになりました、吉田丈治ですこんばんは。
今日も未来の話が出来ました。素晴らしいことだと思う。
一年を振り返るという話はよくあるので、リバネスに出会ってから9年を簡単に振り返ろうと思う。
ここに書くことは、
・小さい会社を立ち上げた中で、自分という人間がどうあったのか
です。
リバネスがスタートした当時、僕の周りには14人のバイオ系の大学生がいました。
一方、僕は電気電子工学。
電子回路の設計とかやってたので、はっきり言って畑違いだった訳です。
当時は有限会社だったリバネス。
会社を表す言葉も「バイオ教育のリバネス」
って言ってた位だから。
まだ前に道などない、本当にベンチャーって感じの意気揚々とした組織の中で一人、皆がわかる共通言語(つまりバイオの話)がわからない訳です。
はっきり言って、DNAという言葉もイマイチよくわかってなかったと思う。
そんな中で、あなたなら何をしますか?
ここで何をするかって、結構大事な事だと思う。
それはあなたの嗅覚だし、この嗅覚が鈍い人は、生き残るのが大変。
小さな会社に属しているということはそういう事。
でね、僕の場合は何したかというと
・Web担当者になる
当時ホームページとかなかった訳です。電気電子なら出来るだろという皆の期待もあったんだけど、なにより自分がやりたかったので、Web担当を名乗りでた。当然やったことないので出来るわけない。寝る間を惜しんで作った気がする。楽しかったわ~
・事業のフィルターになる
当時、バイオ系の実験教室を中高生向けに行うという教育事業のみを事業として考えていた我々は、オリジナルで授業を考えてました。
ノウハウも無い中、皆であーでもない、こーでもないってやるんです。
でもね、皆バイオ系の修士な人がほとんど。作り上げる教科書も、台本も、専門用語が多いんですよ。
ああそうか、丈治が分かれば大丈夫だ。
そんな位置づけに行くわけです。
だって、他の人には出来ないじゃない。
初期にやってたことってこれだけ。
僕が今、リバネスの取締役としてここに居るのは、こういった嗅覚というか、自分のポジションを作り出す部分に長けていたというのは一面としてあるとおもう。
ただ、それって僕だけにしか出来なかったかというと、ちょっとそれは違うと思う。
嗅覚って言うのは磨くことが出来る。
何かに気付く能力というのは、自分の注意力のみで如何様にでもなるから。
その「何か」は、社内に足りてない部分なのかも知れないし、今の社内に必要な事ではなく、これからの未来に必要な部分かもしれない。正直、どちらでも良いと思う。
何かに気づき、実行する。
これが、何につけても必要な事だ。
って、結論なんだけど、ここで終わっちゃうと、なんか薄っぺらいしつまらない。
もう一つね。
なんで役員やってるかという事のもう一面。
きっとそれは、やり続けたからだと思う。
なんだかんだ言って、Web担は9年前のその日から今までずっと続いているし(もちろん、権限の移譲はどんどん進めているし、究極的に楽できるように何するかを常に考えているが)、
僕はWebやデジタルガジェット系が好きだから、常にその辺の話題は抑えてるつもりで、それが9年前から変わってない。
数多くのサイトの企画を産み出しては、作り上げ、腐っていきをこの9年繰り返しているし
それは業務だけじゃなくて個人的にもやってることだったりする。
色んなサイト作りまくったし、プログラミングなんかはなんども勉強を始めては挫折している(いや、そこはそろそろちゃんとやれ)
長くなりましたが、僕のやってることってそんな単純な事です。
・好きなことを、やり続けること
・足りない事を見つけ、自分をその住人にしてしまう事
この2つ。
そして、2010年はそれが一番業務として花開いたという事が一番重要ですね。
リバネスもなんだかんだいって40人とかいう規模になってくる。
そうすると、新しく入った人にとっては、先輩がいて、遠いところに役員がいるなぁという印象は誰もが持つはずだ。
初期から居る人にとっては、40名といっても大企業だなんて思っていないし、ちゃんとした組織という認識もしていない。まだまだもがき続ける組織であり、新しい人と一緒に立ち上げていくフェーズだと思ってる。
だからこそ、萎縮せず、積極的に自分のことを発信し、何がやりたいのか、どうやって実現するのかを色んな人に話しまくり実行すればいいと思うんだな。
そして、それを続けること。
あなたの前に道は無い
我々の後に道が出来る
あなたの前にポジションなんて無い
あなたの後ろにポジションが出来る
それでいいじゃない。それが楽しいんじゃない?