Lightning Component開発でいろんなオブジェクトを作って設置してみたらSalesforceの便利度が激増したという話

   

Salesforceユーザの皆様こんばんは。巷ではLightning Experience、略してLEXの利用が推奨されて久しいですが皆さんの環境はいかがでしょうか。

弊社リバネスでは、Salescloud Einstein導入時にLEXへ移行してみたのですが、如何せん使いづらいこともあって行ったり来たりしていました。

しかし、LEXが圧倒的に便利だなと言う感覚が分かってきたので共有したいと思います。

恐らく肝はLightning Component

Lightning Componentっていうのは、機能が詰まったモジュールという感じで、いろんな場所に配置することが出来ます。

最初はこれ、何に使うんだよと思っていたのですが、使い所がやっとこ分かってきました。

トップページへの配置

リバネスのSalesforceトップ画面はこんな感じ

左上にあるニュースなんかはSalesforceのデフォルトのコンポーネントです。

オレンジ部分が、作ったコンポーネント。こんな感じでトップページにモジュールをホイホイ足して行くことが出来ます。

凝った開発なんぞしなくてもレポートで作ったグラフを表示させることも出来ますし、ビューを適切に作っておいてそれを表示させるなんてことも出来ます。

ぱっとひと目見た時に入ってくる情報がコントロール出来るのが良いのではないでしょうか

モバイルアプリの活用方法が見えてきた

Lightning ComponentはLightningアプリビルダーを使って配置すればモバイルアプリに簡単に設定が可能です。

 

モバイルアプリにも同じコンポーネントを配置する

そう、再利用が簡単ですね。

そうはいってもLightning Componentを開発したい

先程、別に凝った開発をしなくてもレポートやビューのリストを表示することは出来ますとは書いたのですが、それだとやっぱり少し足りない。

例えば、リバネスでは情報の蓄積を大事にしています(報告・連絡・相談)ではなく、情報は蓄積・開示を主眼において、必要な人が情報を取りに行くようにしています。

これまではGoogleカレンダーからSalesforceに同期した予定(Eventオブジェクトに同期)に、営業報告を編集保存するとSlackに流れるというフローになっていて、そこは変わらないのですが、Lightning Componentで営業報告が必要なEventのリストを出すようにしてみたところ、ワンタップでアクセスが可能になります。

当然、全部終わってる人には営業報告が必要なデータリストは表示したくありませんので、なくなればその領域は消去します。

ビューのリストをコンポーネントとして表示する場合は、消す事が出来ません。イマイチな感じがします。

データが無ければこうしたい。データがあったらこうしたいという諸条件は色々なレコードについて回るでしょう。それをちょっとした開発で組み込む事が出来ます。

現在までの実装状況

先程も書きましたが営業報告用のEventリスト

これで営業報告の蓄積率が上がると良いなと期待しています

自分が持っている商談リスト

レポートで持ってたりもするのですが、こちらも開発してみました。

商談がなければ「提案に行こうぜ」と促したり

商談初期・商談確度高・契約済み請求前・請求済み、みたいな感じのパイプライン設定がしてあるので、それぞれの商談をどの程度持っているのかを見せる事もできます。

バランスが悪ければアラートを出すようにも当然できます(そこまでやってませんが)

事業計画の達成度・毎週の進捗グラフ

これもアプリ開いて一発で把握できれば良いですよね。

コンポーネント内で自分の所属部門を割り出し、そこに関する情報を表示するように設定しています。

個人にフィーチャーしたダッシュボード

Lightning Componentを使うことで、全員が同じ情報を見るのではなく、各個人が必要なものを選んで設置ができるようになります。

コンポーネントも色々なものを用意しておいて、自分でページ設定変えてくれっていうことも可能でしょう。

一応組織のデフォルト設定というものは展開しますが、それ以上のことも出来るようになるはずです。

コンポーネント内で、個々人のロールによって見せるデータを変化させることも可能です。

今後は、そんな感じで個々人が必要なものが手元に届くようになっていくのかなと感じましたというお話でした。

おすすめ記事一覧

 - Salesforce