これからの「あなた自身」の話をしよう:2011年仕事初めの挨拶
2011年1月4日
リバネスの仕事初めです。
仕事初めですから、役員らしいことも言うわけです。
色々考えた結果、今年は、リバネス代表の「丸 幸弘」について話をしてみようと思いました。
このブログがポストされる9時位に、僕は話をしていると思います。
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僕がリバネスに関わり始めたのが2002年の1月です。
当時はまだ会社としてのリバネスはそこには無く、これから立ち上げるので興味のある奴でてこいや!と、丸より、現副社長である池上・井上が声高にメンバーを集めていました。
僕も、そんなタイミングでリバネスにかかわることになります。

2010年は僕にとっても、丸とうまく歯車が噛み合った年だったように思います。
数々のプロジェクトを立ち上げ、走らせました。
今日はそんな中で、改めて振り返ってみて気づいたことを伝えようと思っています。
丸の秀でている部分はどこでしょう。
15人のメンバーから始めたリバネスを、現在の40名程度の組織まで導きました。
リバネスのみならず、関連会社は10を超えています。
様々な企業・個人とがっちり握手をし、売上をあげると共に、結果を生み出します。(まぁ、結果は丸のみで達成されるものではないですが)
あなたと丸、何が違うのでしょう。
それを改めて考えてみました。
僕自身はよく、自分と彼との違いを考えます。
考えるというよりは、感じるし考えざるを得ないというのが大きい気がする。
その中でわかったことを伝えましょう。
丸が一番秀でている部分は、その「巻き込み力」です。
とにかく人を巻き込み、色んな仕事を立ち上げることが上手い。
これは、社内でもそうですし、クライアントと一緒に立ち上げるプロジェクトでもそうです。
彼はその場に居る人間をその気にさせるのが上手いし、且つプロジェクトのマネジメントが上手い。
初期の段階で必要になるのは、まず人をその気にさせるという行為です。
丸は、何を話すにしても大げさに話しますし、勢いがあります。
周りの人は、いつの間にか引きこまれている。
大げさというのは、嘘ではない。
ある程度の実績を、1.5倍くらいにして話をする。
それはなぜか。
現時点では1でも、すぐに1.5倍にすることが出来ると考えているからでしょう。
とにかく自信があるのです。
人をその気にさせるには自信がないといけない。
じゃぁ、その自信はどこから生まれてくると思いますか?
僕が2010年に感じたのは、彼自身が接している世界の中で、常に最先端の情報と触れ合っていて、その情報に確信を持っているからです。
僕と丸の大きな違いはここにあります。
丸は、日々仕事をする中でとにかく色々な人と出会います。
前向きなこともあれば、うまくいかない事ももちろんあります。それでも一日に最大で8名の人と出会い、話をする機会を持っている。
もちろん一人で達成されている事ではないのですが、代表という立場上とにかく彼のもとにはアポイントが集まります。
情報の収集機会は、日々の活動の中に全て凝縮されている。(いや、もちろん他にもあるはずですが)
そして、さっき出会った人と話した内容を、もう次の瞬間に自分の言葉にして発している。
とにかく咀嚼能力と、再構成能力が高い。それが彼の本質です。
僕の場合は逆に、人から得た情報というよりは、日々のニュースやネットから得た情報を、自分で実践し、その結果をお話しすることが多い。やってみないとわからないことは多いですからね。
それでも、やっぱり日々、新しい情報は収集しているし、吸収しているという自負はある。
これは、丸はやっていない分野だし、だからこそ2010年はうまくいったのでしょう。
リバネスの社員は、いいものを作っているのに営業が下手だと言われます。
営業が下手というよりは、単純に売り込むのが下手なのでしょう。
理系出身者の特徴である、研究を学会で発表してきた実績も、自分を売り込むという分野とはなかなかリンクしていないように思えます。
ただ、学生時代に学会でやったプレゼンテーションはきっと自信があったはずです。
自分が兎にも角にも探求し、先端の論文を読み、それと検討した上で新しい結果を導く。
自信があったから色んな人とコミュニケーションが取れていたんじゃないだろうか。
自信は結局、自分が先端にいるのかどうかで変わるんだと思う。
自分の立ち位置がはっきりしてないのに、自信を持って相手に提案できる人は、相手が見えていないかアホかだろう。
まずは、自分の興味のある一つの分野でいい。
最先端を追いかけ続ける努力をしてほしい。
役員があなたを連れ回すその時に、
ちょっとした話のタイミングで、あなたのフィールドの先端の話をしてくれればそれだけでいいはずだ。
ありとあらゆる分野で最先端を行くということは現実的ではない。
しかし、ここにいる皆の頭の中が明確になり、誰がどこのスペシャリストなのかをお互いが把握していれば、仕事はもっとスムーズにいくだろうと思う。
アンテナを高く。
そして、自分のスペシャリティを明確に発信しよう。
リバネスはまもなく操業開始から10年を迎える。
その時までに、本当に色んな分野のスペシャリストがいて、皆が個性的な会社ですねと言われるリバネスを僕は作りたいと思っています。
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多分、こんな話をしていると思う。
追記:2012年はこちら
次の10年を有意義にするためにすべきこと:2012年仕事初めの挨拶