共有・意識喚起のslackと、実行催促のsalesforce chatterという使い分け

   

前回こんな事を書きました

Lightning Component開発でいろんなオブジェクトを作って設置してみたらSalesforceの便利度が激増したという話

Qiitaには実際のコード付きでこんなことも書きました
Lightning componentでteamspiritの勤怠打刻を行う

今回は、Lightning Componentを作っていて、slackとchatterの使い分けがわかりやすくなってきたなと感じたのでそのまとめです。

これまでの使い方

これをSalesforceの方に言うと、あんまりいい顔されないのですが(そりゃそうだとはおもう)社内チャットツールはslackを使っていて、chatterは使ってなかったんですね。

slackはやはりその強力なインテグレーション機能が便利で、slack上では日常的なスタッフのやり取りのみではなく、バッチ処理の結果を流したり、
休暇を取っているスタッフにslackでmentionしたときに教えてくれるbotを作った

こんな事をやったりと、便利に使っていた訳です。

一方でchatterには、直接的な商談上のやり取り等の、その対象レコードについてのやり取りが成されているという感じです。

日常的に使うのはslackで、異常値などについての指摘が入るのがchatterというイメージ。それゆえに、Salesforce自体は必要な時にしか使わず、なんとなくの情報収集からがっつりとした指示出しみたいなものまで、基本的にはslackが使われています。アプリケーションの使用頻度が全く違うと思う。

これからの使い方として気づいた点

ヒントは社員からのニーズだったのですが、先のリンクに書いたように、チームスピリットの打刻機能を実装したのですが、そもそもとして打刻忘れを通知してほしいというのです。

人間ですから、忘れることは当然ありますので、なるほどなるほどと、実装をしようかなと考えていたのですが

slackでも通知だけならできます。打刻してない人のリストを作って、slackに通知すればよいのですから。

だが、一点課題になるのは、アクションを促すには一歩遠いなと。

例えば、slackに勤怠打刻用のLightning ComponentのURLを投げたとして、そのURLをクリックするとブラウザが開きます。ログインしてなければ、ログインする必要が出てきてしまう。ここで離脱する人は多そうですよね。自分も離脱するとおもう。

そこで、アクションを促すならchatterで通知したほうが良いだろうと思い至った訳です。

chatterで通知してあげれば、アラートがモバイル端末にも上がります。リンクをクリックすれば該当のLightning Componentが表示され、アクションがしやすい。

共有・意識喚起のslackと、実行催促のsalesforce chatterという使い分け

というわけで、そこになにかのデータがありますよという通知や、チームメンバー内での共有にはslackが強く、実際に該当者に向けてアクションを促しアクションにつなげたいと強く願う場合はchatterへの通知を使うのが良いのかなというものでした。

より強い実行に向けて何をすべきか

チームスピリットの打刻の部分で参考にしたプログラムでは、slack上からボタンを押すことでSalesforce内のデータをアップデートしています。

一定のトリガーが引かれたら、何をすべきかがslack上で通知され、ボタンを押すやら、何かを入力してEnterを押すことで情報のupdateができてしまう。

そこまでできれば、chatter使わなくてもslack上で完結してしまうんですけどね。まだ技術力不足で完成しておりません。

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