Einstein Analyticsを使って一ヶ月。良い点悪い点。Visualforce,Apexとの比較
2019年明けてからEinstein Analyticsを契約しました。
散々自作ダッシュボードをvisualforceで作りまくっていた私ではありますが、公式に提供されているものを使うことでやりたいことの実装速度があがるならそのほうがいいだろうということでお試し2ライセンス。
圧倒的に良い点
Einstein AnalyticsはSalesforceにあるデータ(その他のデータソースも利用可能)を、定期的なスケジュールでEinsitein Analytics側のストレージにコピーしてくるという仕様になっています。これが意味することはなにか。
上述したようにVisualforce上でApexを使ってグラフを書いたりしたいと思うと制限が多いです。例えば、SOQLでデータを取得する時にGROUP BYでグループ化したものを使いたい場合を考えると、GROUP BYは数式項目が使えません。それなので、一度その数式項目をコピーするようなテキスト項目を追加し、データローダー等でデータをコピーする必要があります。それをやると何が起こるかというと、最終更新者と最終更新日時が一括で変更されます。微妙じゃないですか?
Einstein Analyticsは、グラフ化したりテーブル表示したりする場合は、そもそも使うデータがコピーしてきたテキストデータですから、どんな項目でもグループ化できます。これだけでもうめちゃ良いですね。
イマイチな点
リストをテーブル表示する際に表示のリミットが少なすぎる。
100 (異なる値を設定するには、SAQL の
limit
ステートメントを使用)
https://help.salesforce.com/articleView?id=bi_limits.htm&type=5
おそらく変えられると思うのでここは問題ないかもしれない。
イマイチな点2
毎度のことですが、スタート時のサポートが薄い!!新規契約なんだから契約スタート時に最初にやることは?とかTrailheadの案内とかメールでくれれば良いのにねぇ。ってめっちゃ思ってます。送ってくるサービスもあるんだけどなー、ばらつきがあるよね。
イマイチな点3
ライセンスが高い。グラフやダッシュボードを見るだけライセンスをもう少しお安くしていただくことはできないのか!!ダッシュボードを作るのは正直ちょっと難しさもあるので全員にはいらないよなと思うのですが、SalesCloudの画面に貼り付けてみんなに見せたいっていうときに閲覧ライセンスもそれなりのお値段がする。もう少し下げてほしい!現在は仕方がないので、共有用に画像生成してシェアしてます。それでも良いインサイトを提供できるっちゃできる。
総評
機能的な側面については実はそんなに不満がありませんでした。使いこなせるようになってきて良さが分かるようになってきました。あとはレシピを理解できれば、かなり色々なことが処理できると思う。Einstein Analytics良いぞ。