Facebookを人材採用に活用するならこう使えばいい
今回は、Facebookを採用に使うとした時に、僕ならどう使うだろうという話です。
サイバーエージェントがFacebook採用を行うと言って話題になったのは2010年の11月ですが、どうなんでしょうね。まぁ、他社についてはおいておいて、僕ならこうするかなという事をまとめてみたいと思います。
そもそもなんでソーシャルメディアを採用に利用するのか
そこに理由がないといけませんね。
まぁ、今年ならFacebook採用!とするだけで、ニュースに取り上げてくれるでしょうから、告知目的という事もあるかもしれませんが、その中で面白いことが出来なければ、結果的に評価を下げるということにもつながりかねません。
僕が考えられるソーシャルメディアを採用に活用する理由
- 今後ソーシャルメディアを使ったビジネスを拡大するから
- 会社の認知度を今後拡大していきたい且つ、それをソーシャルメディアを使ってやっていきたい
・メディアへの顔出しに慣れている人材を採用したい - ソーシャルメディアで色んな人とつながる力を持っている人材を採用することで、他社と円滑につながることが出来そうな気がしている
とかでしょうか。
ソーシャルメディア採用というのであれば、そこの能力に期待し、ソーシャル力とでも言うべきスキルを持った人材を活用する場が社内にある事が前提になります。
1:今後ソーシャルメディアを使ったビジネスを拡大するから
まぁ、それであればソーシャルメディアを使って人材募集をするのはありでしょう。
ただし、社内に一人はソーシャルメディアを使い倒している人がいることが前提です。
そうでない場合、採用された人材を活かすことは至難の業になるでしょう。
2:会社の認知度を今後拡大していきたい且つ、それをソーシャルメディアを使ってやっていきたい
こんなニーズがあるのかわかりません、どうなんでしょうね。
ただ、1を踏まえて、ソーシャルメディアに通じる人材をなるべく集めたいというのであれば、ありかもしれません。結局ソーシャルメディアを使いこなす人というのは、同じく使いこなしている人とつながる傾向があるからです。
3:ソーシャルメディアで色んな人とつながる力を持っている人材を採用することで、他社と円滑につながることが出来そうな気がしている
ちょっとこれも先進的なニーズ過ぎるきがしますがご紹介。
最近ゼロスタートコミュニケーションズさんが、社長(@zakiさん)を中心としてランチUSTをやったりしているのですが、そこには色々な会社のスタッフを招いて、視聴者に対して情報発信するという取り組みをやっていたりします。
大前提として、ソーシャルメディア枠は作らないとダメでしょうね
目的は様々だとしても、最低限学生に対して、ソーシャルメディアに関する能力のみで採用を決定しますという枠は作らないといけないですね。
ソーシャルメディア採用枠を作る理由は設けたし、採用枠も作った。で?
ここまでは前提の話。
じゃぁ、具体的にソーシャルメディア採用枠って、どんなルールにするだろうか。
こういうルールは意味ないなという採用基準
エントリー時に何人のフォロワーがいれば一次選考突破
Twitterでありがちなパターンだと思うけど、これって本当にソーシャルメディアの一面しかみてないなと思うわけです。フォロワーの増やし方なんて、ぐぐれば直ぐに出てくるだろうし。
アカウントは業者が作ることも出来るのでフォロワー数で評価するソーシャルメディア採用枠なんて設置したら、かなり恥ずかしいと思うのでやめたほうがいい。
こんな選考ルール作ってみたらどう?
一次選考:TwitterとFacebookに登録した日付が200x年台だったら突破
早い段階で登録していたというのを一次選考の足切りにしちゃう。
Twitterだったら2007年、Facebookだったら2009年とかでどうだろう。
少なくとも、ある程度情報感度の高い人じゃないと無理なはず
現在Facebookでは、如何に先行者利益を取ろうかと考えているビジネスマンたちが渦巻いている。正直なところ気持ち悪いのだが、そういう気持ち悪いという感覚を知りうるのは、最初から見ている人達に限られると思う。
Twitter/Facebookを使って、弊社のビジネスを拡大する為の企画書を書きなさい
キャンペーンでもいい、アプリの開発でもいい、USTを使っても、はたまた自分のブログが主戦場だというのでもいい。どんなプランを持ってきても良いが、リーチしたい人数規模を策定し、それに対してどんな企画を持ってくるのかを見るというのはどうだろう。
日テレのPON!という番組では、お天気お姉さんをFacebook上でオーディションするという企画を走らせている。Facebookについては「いいね!」ボタンがあるのだから、上がってきた企画書は全てソーシャル的に評価させるというのもありだろう。
もちろん、チートをする輩も出てくると思う。でもそれはそれで才能が見込める気がする。
Facebookページを作り、いつまでにxxx個のいいね!を集めなさい
Facebookページの内容は何でもOKだ。
工夫を凝らして、とにかくたくさんのいいね!を集めさせる。Facebookというものを知っていないとダメだろうし、かなり苦戦するんじゃないだろうか。
エントリーする学生は、採用担当者を管理人として登録してもらう。そうすれば、各アクションに対するFacebook上の評価も丸見えだ。結構面白いんじゃないかなぁ。
最後に
ソーシャルメディア枠として採用するのであれば、結局はその人の巻き込み力を軸とした発想力を見ることになるはずだ。
そういった観点での、採用を行うのであれば、当然採用後にも、そちらへ向けたアプローチの出来る環境を作らねばならない。
なんでかって?
だって、貴方が採用した人材は、ソーシャルメディア力が大きい人材なんだから。
色んなことがあっという間に拡散するようになっちゃいますよ。
実際やるとしたら、採用される頃には、その人はある程度有名人になってるくらいじゃないと意味が無いなと思った。