津波:関東東北大震災動画まとめ【追記有り】

   

震災時は外にいた事もあり、全く何が起きているのかわからなかった。

通信は遮断されてしまうし、こればっかりはどうにもならない。

ものすごい前のガラケー(au)とiPhoneしか持ってないので、ワンセグは見られなかった。
情報を取得する手段としては、auの災害掲示板しかなかった。
文字情報だと、自分がとりあえず怪我などなく無事だと、どんな状況に立たされているかは意外とわからない。少なくとも津波情報はわからない気がする。
津波が到達するような沿岸地域では、警報が放送によって周知されるのだろうか。
どうなるのかわからないなというのがあったので、できるだけ今取得できる津波に関する動画を集めてみた。そこから何かが分かるだろうか。


最初はこれ。

震災後数日たってから見て、本当にゾッとした。
平野をガンガン津波が上がってくる。文字通りそこにあるものをすべて飲み込んでいくのだ。

気仙沼の映像は衝撃度が高すぎる。
今まさに飲み込まれていく瞬間が、低い目線で見られる。

これも気仙沼。サイレンが恐怖。

これは女川町の震災後の動画。
津波の高さは正確には何メートルになるのだろう。ニュースをみると、鉄筋コンクリートの3階建てくらいのものでも、基礎すら持って行かれたものもあったらしい。

福島県いわき市小名浜
漁船はあらかた流されてしまっていることが分かる

サイレンが鳴っている地域もあるが、これを見るとそうではない。
津波が到達するという情報を記者がどこからか得ているが、情報ソースがなんだったのかがわからない。
途中、警察が非難するよう促しているのを目にするけれども、それって、どれだけの地域で可能だっただろうか。

逃げるときのポイントはなんだろう
  • 車なら、窓を開けて周りの情報を見逃さないこと。誰かが津波が来てる!と叫んだのに気づいている
  • もうダメだと思ったら走って逃げろ
  • 川が干上がっているのに気付けるのであれば、逃げろ。
  • 津波は、いきなりやってくるようだ。今ちょっとしかきてないからといって油断してはいけない
  • 平野は波がそのまま上がってくる。津波はもはや波ではない、水位がいきなり上がった、そんな感じだ。イメージを変える必要がある。水の壁が襲ってくる。
  • 避難訓練を行っていた地域でも凄まじい被害があった。自分のいる建物の屋上に逃げた人が結果として流されていたりもするようだ。逃げるときはとにかく高いところへ。
きっとこれから被災者の経験がシェアされていくだろう。
今回の地震では自分自身、出張先での震災発生となった。
出先では、正直地の利もないし、どうすればいいかわからず右往左往してしまう。
建物が倒れてしまえばもう諦めるしか無いが、今回の地震では建物の倒壊よりは津波の被害のほうが甚大であったように見える。
これを把握しておくというのは大事だろう。
でも、果たしてすべての出先で出来るだろうか。
因みに、我が家周辺のハザードマップは確認した。
関東大震災がおきたとして、仮に多摩川を津波が上がってくるようであれば、平野なので川が決壊でもしようものなら逃げる先が見当たらない。
もっとも、我が家が津波の被害を被るような場合、甚大な被害になることは想定できる。

3階建て以上のマンションなどはたくさんあるので、どうにもならない場合はそんなマンションに駆け上って様子をみるしか無いだろうなと思っている。

津波からの避難は結局高いところに登るしかない。
その高い場所までの移動ルートが頭に入っているかどうか。
震災時は予測不能なことが多く発生する。
臨機応変に自分の目指す地点を変更し、今出来る最善がなんなのかを選び取る必要があるだろうなと思う。

今回思ったのは、大地震が発生すると思考が止まる。
都会生まれの性かなんなのか、僕は情報を求めたものの、身体はなかなか動かなかった。
そうこうしているうちに、波にのまれるなんてことは容易に想像がつく。

以下追記:2011.4.9 23:17

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