RedHatEL5にacmailerをインストールするには:PROX Eserverで試してみた
携帯向けのメルマガシステムを導入したくてですね、いいのないかなと探していたところ見つけたのがこの「acmailer 」です。
無料だし。機能的にも申し分ない感じがしたのでインストール。
よくある、空メールで登録にも対応してます。
自分のドメインでやってみたいなという人にはおすすめかもしれない。(まだ機能的な部分は試してないのでわからないけど)
インストールの手順
- サーバに適宜フォルダを作る
- ドメインの設定をする
- ファイルをダウンロードしてきて設置する
- インストールする
- メールのパイプの設定をする
以上
1・2:サーバに適宜フォルダを作ってドメインの設定をする
これはまぁ適当にやりましょう。その辺はどこかで覚えていただければ幸いです。
設置場所はどこでもOKですよ。
インストールスクリプトはcgiなのでcgiが動きさえすればOKです。
3:ファイルをダウンロードしてきて設置
perlへのパスによってファイルが違うので適宜選択してください。
僕の場合は
#!/usr/local/bin/perl
でしたのでそちらを選択しました。
設置はFTPで適宜フォルダにアップロードすればOKです。
4:インストールする
インストールはとても簡単です。
先ほど作った設置用のディレクトリのパーミッションを777に。
ダウンロードしてきたinstall.cgiのパーミッションを744にしてブラウザでアクセスします。
あとは適宜インストーラーがやってくれますので手順に従うだけで基本的にはOK。
ここまではとても簡単です。
5:メールをパイプする
ちとはまったのはここです。
5-1:MXレコードの設定
まず、MXレコードの設定を行い、設置しているサーバにメールが届くようにしましょう。
最近はすっかりムームードメインを利用しているのですが、ムームーDNSが無料で使えるようになったのでとても重宝しています。
カスタム設定を行えば、DNSのパラメータはいくらでも(?)設定し放題だし(現在一つのドメインに対して10個まで登録して運用出来てる事を確認)、そんな訳でムームードメイン、安いし機能的だし素敵です。感謝。
5-2:バーチャルドメインの設定(Sendmail)
僕の場合は、このサーバで複数のドメインを設定しているため、Sendmailにその辺の設定をします。
まずはローカルドメインの設定。ここでは、Webmin使ってやってます。
ローカルドメインに、acmailerで使いたいドメインを設定しましょう。
先ほどMXレコードの設定をしたドメインです。そいつを記述して保存。
必要なメアドのユーザを作る
- reg@hogehoge.jp
- del@hogehoge.jp
- autoform@hogehoge.jp
- error@hogehoge.jp
acmailerでは四つのメールアドレスが必要になります。このユーザを作ります。
バーチャルドメイン用なので、ユーザー名はそれぞれ
- reg_hogehoge.jp
- del_hogehoge.jp
- autoform_hogehoge.jp
- error_hogehoge.jp
としました。まぁ名前は分かりやすければなんでもいいです。
アドレスマッピングを行なう
先の4つのメールアドレスに届いたメールが、ちゃんと目的のユーザのメールボックスに届くようにマッピングの設定をしましょう。
先程のローカルドメインのアイコンの左下に、アドレスマッピングというアイコンがあります。それをクリックしこんな感じで設定します。
reg@hogehoge.jp
に来たメールを
reg_hogehoge.jpのユーザに渡すよっていう設定です。
これでメールが届くようになります。
reg@hogehoge.jpにメールを送り、Webminのユーザ画面からメールが届くか確認して下さい。
(エラーメールが届かなければ恐らく届いてるはずです。)
受信したメールを、プログラムにパイプする
これらのメールは、ただメールボックスに入っているだけでは無意味です。
acmailerのプログラムにパイプ(渡して)やる設定が必要です。
Sendmailを使っているので、設定は下記の通り
- ユーザのホームフォルダに行き、.forwardファイルを作る
- 中身を記述する
以上です。
ユーザのホームフォルダに行き、.forwardファイルを作る
#cd /home/reg_hogehoge.jp
#cd /home/del_hogehoge.jp
#cd /home/autoform_hogehoge.jp
#cd /home/error_hogehoge.jp
ホームフォルダはこんなところです。
# vim .forward
して、中身を書きましょう。
#cd /home/reg_hogehoge.jp/.forward
reg: "| /var/www/html/hogehoge.jp/lib/autoreg.pl reg"
#cd /home/del_hogehoge.jp/.forward
del: "| /var/www/html/hogehoge.jp/lib/autoreg.pl del"
#cd /home/autoform_hogehoge.jp/.forward
autoform: "| /var/www/html/hogehoge.jp/lib/autoreg.pl autoform"
#cd /home/error_hogehoge.jp/.forward
error: "| /var/www/html/hogehoge.jp/lib/errmail.pl error"
こんな感じで各ファイル一行です。acmailerの設置場所はこの場合
/var/www/html/hogehoge.jp です
smrsh制限を外す
詳しくはこちらを参照下さい。 このとおりで出来ます。
この制限が入ったままだと、いく
らパイプしてもエラーが帰ってきます。
らパイプしてもエラーが帰ってきます。
パイプしてプログラム実行することは許さないよっていう内容ですね。
The original message was received at Thu, 21 Apr 2011 11:10:19 +0900from mail-ey0-f174.google.com [209.85.215.174]----- The following addresses had permanent fatal errors -----"| /var/www/html/hogehoge.jp/lib/autoreg.pl"(reason: Service unavailable)(expanded from: <reg@hogehoge.jp>)----- Transcript of session follows -----smrsh: "autoreg.pl" not available for sendmail programs (stat failed)554 5.0.0 Service unavailableFinal-Recipient: RFC822; reg@hogehoge.jpX-Actual-Recipient: X-Unix; | /var/www/html/hogehoge.jp/lib/autoreg.plAction: failedStatus: 5.5.0Diagnostic-Code: X-Unix; 69Last-Attempt-Date: Thu, 21 Apr 2011 11:10:20 +0900
こんな内容のメールが返ってきたら、この制限が足かせになっています。
以上です
あとは、適当なメールアドレスからreg@hogehoge.jpやらdelやらautoformやらに送ってあげましょう。
きちんとレスポンスが返ってくるはずです。