宇宙教育フォーラム時のUstreamセッティングについて #ustreamer への道
2011年4月29日は、リバネスの宇宙教育フォーラム2011の日でした。
実は2010年に行ったフォーラムでもUstreamで生放送しているのですがその時からだいぶ環境が変わったので、お知らせがてら、今回のセッティングについて振り返ってみたいと思います。
2010年のセッティング
2010年当時は、UstreamProducerも使わず、Ustreamのダッシュボードから放送のセッティングを行っていました。
使用しているカメラはこれ。
PCにIEEE1304ケーブルでカメラから直接接続。
マイクは、カメラ付属のガンマイクのみ。
三脚に固定して、会場上部より、ステージを撮影するという形で撮影をしていました。
このスタイルのメリット
- 機材が少なくて済む
このスタイルのデメリット
- 画面が短調になる
- スライドは読めない場合がある
- 退屈する可能性が高い
当時の様子はこちらになります。
そんな2010年の反省を活かし、今回はセッティングを大幅に変えました。
2011年のセッティング
カメラはこの二台で。2カメ配信を行いました。
まず、会場の条件に付いて吟味。
会場は秋葉原のUDX。条件としては
- LAN環境が利用できた
- 音声は会場のミキサーから出力が出ていたのでそれを引いた
この2点が大きい。
生放送における回線の太さの重要性
まず、LANが重要なのはなぜかというと、Ustreamは回線が細い場合それはすなわち、生放送の現場と、Ustreamの放送の時間差に繋がる。回線が細いと、遅延がすごくなるんですね。
2010年はemobileでやっていたため、実際の現場と放送を見ていた人で10分位遅延が発生していたように思います。
音声は、ながら見の人向けに最も重要とされる
やはり、こういうフォーラムのような長丁場の場合、PCの前にいる人が何を考えるかってマルチタスクですよね。他のことをやりながら視聴する事がほとんどだと思います。
その為、音声が聞き取りづらいというのは致命的。
フォーラムでは、フォーラム会場の後方からカメラで現場を押さえることになるので、カメラ付属の集音マイクを使うと、結構ノイズが乗ります。
ましてや、トラブル発生時などは、カメラの周りにいる僕らの声が筒抜けだったりして…気をつけなければならない部分ですね。
今回は、音源を直接カメラから取らず、会場のミキサーからとっています。
コントロールはUstreamProducerProで
だいたいのコントロールはこれで行けてしまうのですが、音声部分だけバグがあるっぽい。
カメラの映像をいれると、そこに音声入力を引きずってきちゃうみたいなんですよね。なんかおかしいんです。
MacにSoundFlowerいれたり、Ladio Castインストールしたりと、色々設定してみると、うまくいく気がします。
ちょっとここはまだ練習不足なので、参考ページはこちら。
音声は本来、ミキサーから取得し、別途用意したミキサーに入力、Firewireのリピーターハブ部分につないでしまってまとめてMacBookProへというのが良さそうです。
カメラの撮影モードについて
これについては、HDVでやりたかったのですが、どうやらMacBookProのFirewireポートはHDVだと1つのカメラしか認識できないらしいです(詳細はこちらを参照)。よって両者DVモードにて接続。
実は最初、DVモードになっているのに、UstreamProducerが、帯域が足りませんと警告を出しました。アレはなんだったのだろう…
DVモードで2カメ配信
HDVモードで配信したいのは山々ですが、結果的に言えば、サブカメラで演者の様子を配信すると、メインカメラがHDVになるより、DVモードで若干の余白がある方が都合が良かったりしました。
これで良い気がします。
さすがにカムコーダ&MacBookProメモリ8Gという構成です。UstreamProducerProの配信設定は、HighQualityの設定し、放送したところ、スライドの文字もバッチリ見えました。
スライドに付いては、UstreamProducerProについているDesktopPresenterを使用して、MacBookPro側でいじりながらというオペレーションだったため、演者のスライド移動と若干合わなかったりしたのがあれでしたが…この辺は慣れだと思います。
実際の様子はこちら
どうでしょう。2010年と2011年の違い、分かって頂けるでしょうか。
リバネスでは2011年度、放送コンテンツを充実させます
そんな訳で、徐々に充実してきたUstream環境ですが、フォーラムなんて年に何十回もあるわけではないのでこれからはもう少しカジュアルに放送コンテンツを増やそうかと思っています。
結局のところ、土壇場で役に立つのは慣れ以外の何者でもありませんからね。
ニコニコ動画のニコなまにもチャレンジしてみたいなと思っている今日この頃。
これからのリバネス生放送部にご期待ください。