教育への投資

   

いま必要なのは教育への投資。

間違いない事実だと思う。
ゆとり教育は今年の学習指導要領の改訂で、以前の形に回帰する。
教育にゆとりを与えてきた時代は終わりを告げるのだ。

私立の大学は5割以上が定員割れを起こし、いくつかの有名校以外は入学志願者を選定する余裕は残されていない。
もはや生き残りをかけているのが大学の実態だ。

日本は良くも悪くも大学はほぼ義務教育化してきている。
誰もが行く大学となってしまっている今、そこでの教育は日本の国力を保つためにも重要なものになるのだ。

しかし、大学で聞くのは、数々の補講。
高校生レベルの内容を大学でやるようになってきている事実。
過去の大学生のレベルと、今の大学生のレベルがどう変わってきてるのかについては目を覆いたくなるような状況の学校も少なくはないのではないだろうか。

「大学は資格付与機関になり下がっている」
という言葉をある方の口から聞いたことがある。
本当にそれが好ましいことだろうか。

大学ももちろん利益を必要とする機関だ。
入学のハードルを上げることは、一部のブランド校以外では自分たちの首を絞めることにつながる。
それはすなわち、自らのクオリティを低下させることをよしとせざるを得ないということにつながるのだ。

簡単な理屈だろう。

これからますますそういう世代が増えていく。
技術立国を掲げていた日本。果たしてそれを達成するにはどうしたらよいだろうか。

我々は教育応援プロジェクトを推進している。
理科教育を応援するという、今までリバネスが単独でやっていた事業を、民間企業や各種団体の協力(資金援助)を得ながら拡大していこうというものだ。
まだまだ規模は小さい活動だが、この活動を通して未来の日本の教育に、前向きな風を送りたいというのが、最近の僕の頭の中身だったりするのでありました。

もっと現場を見なくてはならない。
そう感じる今日この頃。

教育CSRシンポジウムも参加者募集中です。
ぜひご参加ください。

おすすめ記事一覧

 - 未分類