ソーシャルメディアマーケティングと聞いて寄ってくる人たちが決定的に勘違いしている事

   

いわゆるセミナーとか、そういうのに参加する人たちの話です。

つい先日、沖縄でセミナー講師を頼まれて行ってきました。元はといえば、リバネス代表の丸のムチャぶりから僕にお鉢が回ってきた訳ですが。2時間半のセミナーで完全に喉が壊れたのは良い思い出です。

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僕はそもそもマーケターじゃないし、CMOとか言いながら、所謂マーケティングというのには興味があまり有りません(勉強はしますが)。
リバネスでやっている事は、サイエンスを軸に顧客に新しいValueがここにあるよと提示し、なるほどたしかにそれはValueだよねという部分からお仕事をはじめる訳ですが、何しろ前に道がない事が多いので、所謂マーケティングについてはその道のプロと協業したほうが早いわけです。

話がずれましたが、その中でも今回のテーマはソーシャルメディアを販促に活かすという、なんというか胡散臭いなぁと僕が思ってしまう世界観の中の話をして欲しいということでしたので、今までの経験の中から「実際はこうでした」みたいな話をしてきました。


一番響いたのは何かというと「東京でもこうですよ」という話です。

地方の人は、東京から来た人の話は鵜呑みにせざるを得なかったりする訳で、先日知人と話していた時にも出た話題なのですが「地方でセミナーやって生計を立てている、ある意味その地域の有名人」みたいな人が活躍するというのも、なんというか納得が行くわけです。
悪徳とまでは言いませんが、情報商材とかと同じで、結局儲かってるのは話しをしている人だけみたいなパターンが横行してるんじゃないかなと。思い当たるでしょう?

何を勘違いしているのか?
Twitterなり、Facebookなりを販促につなげるというのは、わかりやすく言えば、あなたから顔が見えている人に、あなたの商品を売りつけるという事です。
日本人って、意外と仕事とプライベートは分けたい人が多いと思っていて、自分の顔で知り合いからお金を取るというスタイルをよしとしてない気がします。つまり、売りつける事が出来ない。 
それを理解していますか?ということ。

知らない人に売るのなら、普通に広告使えば良いんですよ。そのためのプラットフォームなんていくらでもあるし、広告代理店は最適な提案すらしてくれます。
そうじゃなくて、ソーシャルメディアをマーケティングに使いたいというのは結局何かというと、お金をかけずにやりたいんだ!というつまらない理由に帰結しちゃったりする訳です。

 
いいんですよ。自分の知り合いにあなたの商品が、前向きに受け入れられて、絶対ハッピーになるんだから!という人なら。心底そう思って自分のビジネスやっている人ならきっと出来るはずなんです。 そして、それはみんなの好意で拡散していくからお金もかからず一石二鳥!って、なりますよ。

やましいことがあったりすると、自分から離れた人に商品を売ろうとしますが、それは絶対に間違いだと僕は思います。どんなフィードバックでも受け入れ、より良いサービスにしていくのであれば、そういう商品こそ自分に近い所に売るべきだと僕は思います。

ソーシャルメディアって、結局は人との繋がりなんですから。
あいつがやってることっておもしろいよな!
って、友達が思ってくれるものが出発点で、面白いからシェアされるし拡散していく。その拡散部分が肝だったりする訳ですが、それを自分が原点になってやろうと思う人がいなかったなと。 

そうじゃなくて、拡散させるってどうやるかというと、所謂ステルスマーケティングになっちゃうんですよね。 

僕は、僕がやってる仕事は面白いと思ってるし、買ってくれる人が増えたらいいなと思っているからブログでも書くし、いろんな人に話をします。だって面白いじゃない。
最近は、社内でJINSさんのメガネをかけている人が増えてきて、いい感じだなと思ってます。
かくいう僕は、JINS PCの度付きが出るまでZoffのメガネで耐えますががが…
JINSさんとの仕事については、そのうち紹介します。

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