Facebook ADの現実
ちょっと気になっていたのでセミナーに参加させていただいて、なるほどな~と、そんな感じでした。
プロの業を見た
今のFacebook広告って、たくさんのパターンを試しながら最適化をしていくような使い方をするにはものすごく使いにくいということ。
つまり、ひとつのキャンペーンというのは、ひとつの広告クリエイティブに対して、ターゲットの属性を全て設定して、決定という感じのフローになるんだけど、いろんなパターンを試しながら最適化していくような作業を行うには、ものすごく時間がかかるっていう話でした。
なるほど、そういうところに金が落ちるのか…
その辺は、サードパーティーのKenshoo socialってのが良いよっていう話だったんだけどね。
何しろ、Facebook自身も、自社広告の出稿にこいつを使ってるって話だから。(まぁ使いつつそのうち自分たちで実装するのかなーとか思うけど。もしくはKenshooの買収)
広告を出す側は、Facebookでやるのですから、
- そこから外部リンクで自社サイトに飛ばした先のコンバージョンを狙う
- 自社Facebookページに誘導していいね!を貰う
という二つのゴールに向けて頭を使う訳です。
いろんなセグメントのユーザーがこれだけいるFacebookという釣り堀で、できるだけ的確に。究極に言えば一本釣りな広告を安価に出して(セグメントを詳細に切れば切る程ニッチになるので、競合がいなくなり入札価格が小さくなる)いいね!なりリンク先へのジャンプを誘導したいという事なんですね。
なるほど、マーケティングを担当する人は、日々そこに頭を使ってるのか!!と関心すると共に、結局は中身が無いとその先ついてこないんだよねという部分に帰着してしまうと言っていたが、その点をどうするかまでを考えないとソーシャルメディアって活用しきれないよねって思うわけです。(最近流行ってる診断系アプリで誘導するいいね!の後って、結局そのブランドと顧客(イイね!してくれた人)の間にコミュニケーションが生まれない、一発屋状態になるよねってことです。いいね!の数だけを上に報告すればOKという現場の方を誘い込みうまいこと仕事として動かしているのでしょうけど、これって無駄銭だよねと、そんなことを共有していましたね)
今までのサーチエンジン広告のように、キーワードを設定して、クリックしてきた人を如何にゴールまで誘導するというタイプの広告では無いんですよね、ソーシャルメディア広告は。
いいね!とか、フォローみたいな物を誘導するのであれば、そこに継続的なエンゲージメントっていうの?相互コミュニケーションみたいなモノが必要になってくるし、結局それってなんなのっていうと発信すべきコンテンツをちゃんと発信できているか。コンテンツで顧客とコミュニケーション出来る体制が作れているか。という事に繋がるわけです。
そして、これは一朝一夕で作り上げられるものではないし、そのブランドがどこに行きたいのかが明確じゃないと作れないんですよね。ああ難しい。
一方リバネスでは、結局のところコンテンツなんですといい続けて10年が経つわけで。
大きめな企業が最近絶対大変だよなと思うのは、社会からいきなり企業の社会的責任とか言われても困る訳ですよ。町場の小料理屋がチェーン化してうまくやってますみたいな会社のオーナーだったとすると、え…いや、お客さんが美味しいと言ってもらえるものを作っていたらこうなっただけなんです。みたいな状態にも成りうる。
崇高な想いがあるから大きくなりましたっていうものばかりじゃないんですね。世の中は。
過去は変えられないけど、未来を謳うことは出来ると僕は思っていて。
一緒に未来を創り上げていく部分にリバネスが一緒に出来ることはいっぱいあるなと最近富みに感じています。
まぁ、僕らのコアバリューはサイエンスです。今まで考えたことなかったという人はいっぱいいます。でも、そこにバリューってあるんですよ。ええ。いつでも @geeorgeyまでお問い合わせを。
余談ですが、1いいね!獲得のコストって150円~500円程度(日本)だとか。
敷居が高いってのもわかりますが、意外とかかりますね!!と、僕は思っちゃいました。
1万イイね獲得するのに最低でも150万円か… ふ~む。これを払える企業ってどのくらいあるんですかねぇ?