第一回超異分野学会という取組を紹介したい!

   

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おはようございます、僕です。
2012年3月17日。毎年の事ではありますが、本日はリバネスのインターンシップ生の卒業式と呼ばれているイベントを開催する日です。朝からお茶の水女子大学に来ています。

元々は超異分野交流会という名前で、リバネス社員&インターンシップ生&リバネス研究費受賞者*1というある意味クローズドな世界で継続してきたのですが、今年からオープンにしよう!という新しい動きを伴い"学会"という名前に昇格させたという訳です。 


学会ってなに?
余り馴染みがない人もいると思いますので、学会って何かと言いますと。Wikipediaによればこうです。

学会(がっかい)は、学問研究の従事者らが、自己の研究成果を公開発表し、その科学的妥当性をオープンな場で検討論議する場である。また同時に、査読研究発表会講演会学会誌学術論文誌などの研究成果の発表の場を提供する業務や、研究者同士の交流などの役目も果たす機関でもある。

簡単にいえば 集まって、いろんな研究者が自分の研究を発表し、ディスカッションする場ですね。

超異分野学会って何?
そんな専門性の近い人達が集まる学会とは違って、異分野の人たちが交わる事でイノベーションが生まれるんじゃないかな?という思想の元、開催されています。
朝から夕方まで一日かけて開催されるのですが、既に時間が足りない感が醸しだされており、イノベーションを生む仕組みについてそろそろ再考が必要かななんて事を感じつつあります。

何が面白いの?
単純に自分がやってるフィールドと違う話を聞くのが面白い。もちろん話者の技術に依存してしまうのですが、何が伝われば面白いのかがわかってる人の話しは本当に面白い。
ふと、最近読んだブログを思い出したのですが、こういうことが起こりうるのです。

今年も第2回目の東大総長賞受賞者が発表されています。
http://www.u-tokyo.ac.jp/stu01/h12_03_j.html
 自分の受賞式のときもそうでしたが、皆さんまぁ難しくて且つ最先端の分野でそれぞれ活躍されています。
 総長賞の授賞式では、各自が5~6分で、自分の受賞内容についてのプレゼンを、東大総長を始めとした有識者の方々の前で発表します。
 全然専門外の分野ばかりで、眠くなるプレゼンばかりだろうと思っていたのですが、これが全く違うのです。

 とにかく面白い。

 自分の授賞式のときは、「位相スクイーズド光の生成とアダプティブホモダイン測定の研究」の話をした、当時工学部4年の武田俊太郎くんとか、「超新星爆発の観測的・理論的研究」の話をした、当時博士課程3年の田中雅臣さんとか、タイトルをだけでかなりハードルが高そうな内容ですが、皆さん物凄くかみ砕いて、本当に誰でも興味が持てるような、活気と熱意に溢れた素晴らしいプレゼンでした。
 総長賞受賞者で集まったときに話をして下さった、平成19年度に「超弦理論とゲージ理論の双対性における可積分性の研究」で総長賞を受賞された岡村圭祐さんによる「10次元の世界の話」も、物理を全く知らない僕でも食いついてしまうほど面白い話でした。
 学術以外でも、将棋女流アマ名人戦2連覇の笠井友貴さんや、日本が世界に誇るレゴビルダーの三井淳平くんなど、実に豊富な人たちが名を連ねています。
 自分は単に好きな3DCGをやっていただけですが、他の方々は、世界に通用する超一流の実績を持った方々です。

東大総長賞に思うこと

面白いんだよ。単純に。
その面白いをもっともっと拡大出来るように、そんな取組を続けていきたいなと思うわけです。
最終

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