コーディング技術員というポストが必要
某大学に行ってみての所感。
研究者としては、やはりデータの分析にプログラミング能力があったほうが捗るという事は、往々にしてあるのですが、それによって研究スピードが全然変わるという事もあるよねと。
僕はプログラミングを駆使してどうこうするというラボには居なかったので、詳細な事情は把握してないのですが、こうなんじゃないの?という提言です。今思えば、相談出来る人がいればもっと色々出来たなと思う。
もしこれが実態に合っているとすれば、どんどん需要が増えるでしょう。
コーディング技術員とは
僕の勝手定義ですが、ラボ内スタッフの研究に資するプログラミング資産についての技術の提供・コードの開発を行うスタッフの事
昨今では、研究にiOSアプリを活用するというパターンは容易に取られがちですが、iOSに限らず様々なプラットフォームの開発をサポートします。
身の回りには、デバイスが溢れてきました。
もはや、iPhoneは世界一統一規格で販売されているデバイスですし、同じ環境での実験データの取得に国境を超えて活躍する事が出来ると言えるでしょう。
その他、Android等についても場合によっては有効なデータが取得できるかもしれません。
学生は、研究をすすめる事が仕事です。
相応の結果を出すために、先生はプランを練りますし、その為のアドバイスも行います。そうしないと、人もお金も付いて来ませんから。
しかし、コーディングセンスが無いがために、研究が進まない。デザインセンスが無いために、思った通りの結果が得られない。アイデアは良いのだけれど、それを実現するための仕組みが作れない。
そんな人って、結構いるんじゃないかな。勿体無い。
もちろん1から10まで付き合えといっているのではないのです。
そんなのパンクしちゃうと思うから。
プロトタイプくらい自分で作れなくてどうするというのはごもっともですが、ある程度の目処が見えた段階で次のステップを目指すには、やはり研究者だけではうまくないと思うので、そこに登場します。
研究者の研究内容を汲み取り、それを組み上げるための知見がある。
デザインが出来、アプリの開発も可能。
そんな人が研究現場に常駐する。
いそうな気がするんだけど、実際どうなんだろう。
居なければ、巨大ラボなんかに、派遣社員として登録するような形のスタッフを斡旋するような業者がいても良い気がする。
間違いなく研究を加速させると思う。
リバネスでは、研究を加速させるためのサービスを開発しています。何かアレば是非声をかけてください。
追記:コメントいただいたのですが 、こういった技術員の存在は現状、お金を持っているラボじゃないと実現できません。大型予算をとったラボとかですね。一方で、大学として何人か雇うという方式が取れれば、必要予算を抑えながら何とか出来たりしないのかなとか妄想したのでした。