誰にも言えないTEDxOSAKA2012の舞台裏
2012年4月28日in大阪
第二回になるTEDxOSAKAが開催されました。
リバネスは [TEDxOSAKAに協力します@4/28 Ustreamやるよ!] で書いた通り、Ustreamチームとして現場をサポート。
当日の舞台裏の話です。
僕達が参加したのは、事前リハーサル1回、前日設営、当日設営と運営の計3日でした。
当日の様子はこちらにアーカイブされています。是非ご覧になって下さい!見て頂くのが一番早いと懐います。画面左下のアーカイブ欄より是非。内容については多分誰かがまとめると思うので任せよう。
当日は本当に色々ありました。
兎にも角にも設営が大変ですね。
コスモスクエア国際交流センターの講堂(キャパ300人)という比較的大きめな箱で行い、多くのスタッフの支えがあって、なんとかやり遂げたなというのが印象です。
TED的なイベントで必要となる事は何か
プレゼンテーションを見せる、魅せる為に必要となるのはなにか。
・プレゼンテーションコントロールチーム
・映像アーカイブチーム
・Ustreamチーム
・ソーシャルメディアチーム
・お客様対応チーム
・写真アーカイブチーム
という感じでしょうか。
プレゼンテーションコントロール
最も重要なチーム。プロジェクタに映る映像のコントロール。登壇者へのキュー出し。音声レベルの調整等、イベントのクオリティに直結するチーム。
TEDの場合、ただのスライドだけでなく、音声・映像といったものがプレゼンテーションの中に埋め込まれている事が往々にしてある為、綿密なテストが必要。
ここが本当に大変だったとおもう。機材設計に詳しい人がいたため、なんとか完了。それでもちょいちょいトラブルは発生した。ここのノウハウを持っている人は物凄く重宝されるけど、物凄く大変で、しかもあまり理解されないような気がする(涙
インフラって、通常運用されて当たり前みたいな所があるので、つらいですよね。
映像アーカイブチーム
今回は、事後にYouTubeにアップされる編集されたバージョンのTED向けに専門チームが編成されています。会場各所にカメラマンがいたのはその為ですね。彼らは映像を撮影するということと、会場の音声を適宜拾うというタスクでした。
今回、音声は色々な事情から、PAからリバネスのVR-3に通したものを、更に出力してとっています。
Ustreamチーム
ここをぼくらリバネスがやりました。
実は、事前リハーサル・前日・当日午前中の3回セッティングを行なっているのですが、結局三度とも場所を変えました。結果的にブラッシュアップされたので良しです。
Ustreamで大事なのは、回線速度、それもアップロードの速度なのですが、会場の回線がアップロード速度が異常に低く使えないということがわかったときには冷や汗が走りました。
結果的には、WiMAXのルータをクレードルに挿し、50mのLANケーブルで会場の外までひっぱりまわし、電波の良い所にルーターを設置するという荒業で対応。配信クオリティも、高画質でいけたので良かった。
当日VR-3でコントロールしたのは、
・PCからの出力(プレゼンテーション画面)
・会場の天井にあるカメラ(会場全体を取得できるカメラが備え付けられていた)
・プレゼンターの足元から見上げるカメラ
・バックステージカメラ
の4入力。VR-3は非常に優秀で、コントロールも楽ですよ。本当におすすめ。
ローランド AVミキサーRoland VR-3 VR-3(ROLAND)
音声入力は会場のPAから取得。それもVR-3に直接入れちゃってます。
映像の入力はテレビにつながっているような黄色ケーブルでアナログ信号を入れるのですが、ケーブル自体も安いし、大会場とはいえ35mあればステージから会場後方のコントロールルームまで引き回せる感じだったのでなんとかいけました。
当日のケーブル引き回しはこんな感じ
プロジェクタからのPCスルーは、Dsub端子をリレーして接続しています。
ELECOM D-sub15ピン(ミニ)ケーブル スリム 0.7m ブラック CAC-07BK
最終的にこんな感じになり、結果的にコントロールルームで全てをコントロールしました。プレゼンテーションコントロールチームの横に陣取らせていただくスペースが有って良かった。
ソーシャルメディアチーム
意外と忘れがちなのですが、Ustreamやるなら絶対に必要なチームです。
僕自身も、開演直前まですっかり忘れていたのですが、15分前に責任者よりIDと管理者権限などを開示してもらい結局リバネスで対応。その辺のノウハウはあるのでスムーズにいけたんじゃないかなとおもいます。
どうせなら英語得意なスタッフが同時通訳tsudaりやればよかったのですが、そんな余裕はなかったのでごめんなさい。
お客様対応チーム
イベントがスタートしてからの途中入場の人たちのケアなんかはもっとやってもよかったなと思います。会場の足元にケーブルが結構はっていたので、その辺の注意も促したほうが良かったかな。(開場の際に、何度かケーブルが外れた)
写真アーカイブチーム
いろんな写真を撮っていたはずです。(まだアップされてないのかな?)
リハーサル大事
会場設営がバタバタだったのと、前日昼間に参戦できなかった為(21時集合の予定が、その前に入っていたイベントがキャンセルになったとかで13時スタートに変更されたんだけど、僕は当然東京にいるわけで間に合わないという感じです)プレゼンテーションがどうなるのかをしっかりと見ることが出来なかったのです。
断片的に、こういう事やるよという事は耳にしているので、ここから映像がくるぞとか、プレゼンテーションのながれについて想像しながらカメラワークをやったのですが、ちゃんとするならこれじゃダメですね。
プレゼンターも緊張しているせいか、しっかりと見せたいシャッターチャンス的なところを超短時間で切り上げてしまうとか、もったいないよー!という部分が結構ありました。
会場設営はサクサクと終わらせて、リハーサルに時間が取れればよかったんだけど、そこが一番大変で間に合わなかった部分だなぁ。設営に時間がかかりすぎた。
盛り上がりましたよ!
とはいえ、全体的には盛り上がったはずです。終わった後、会場の撤収に時間がかかったので懇親会会場にたどり着いたのが遅かったのですが、非常に盛り上がっていて驚きました。感無量。
この会場をUstreamして、参加者のコメントも流したらいいんじゃないのというアイデアも出る程度には、盛り上がっていたと思います。
次回に期待すること
TEDxOSAKA2013も開催される事でしょう。
来年は、是非よしもとと組んで、どかーんと笑いを取りに行くプレゼンテーションなんかがあればいいのになと思いました。だって大阪だもの。日本の笑いを世界に届けるチャンスがTEDにはあるじゃないか。
というわけで、長々と書きましたが、非常に濃密な時間でした。
人が集まり、繋がり、その輪が広がっていく、その瞬間に立ち会うことが出来て嬉しいです。
さてさて、重たい荷物をもって東京に帰りますか!!(笑
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