[インフォグラフィックス]イギリスの製造業の今
英国はもはや製造業はやらないんだと思っている人はもう一度考えて見て下さい。製造業は、国家の成功と我々の経済にとって極めて重要です。
このインフォグラフィックを見て、いくつかの驚くべき事・素晴らしい事に気づいて下さい。
という触れ込みで提供されているのがこの映像。MAKE IT IN GREAT BRITAIN.
なんでこんなのが出てくるのかなと調べてみると、どうやらかつてのブレア政権時代に知識経済(knouledge economy)の名のもとに製造業に見切りをつけたという過去があるからのようだ。今は金融とサービス業で成り立っていると考えられているみたいですね。イギリスでは製造業が衰退している、そういう状況のようです。その中で、製造業に回帰せよという気風もあるとのこと。
イギリスの製造業について詳しいわけじゃないので、その辺のバックグラウンドについては各自で調べてもらうとして、その中身が興味深いので紹介します。
イギリスの製造業の規模は137ビリオンポンド。(2000億ドルくらい。2003年当時はGDPに占める割合が16%程度)
250万人を超える人達が、製造業で働いています。(2008年の人口は6156万人ということで、人口の4%程度)
製造業はイギリスの付加価値の10%を占めています。
フルタイム勤務のエンジニアの給料はイギリスのトップ30%以内に入るのだそうだ。
輸出に占める製造業で作られたものの割合は53%
電気技師の平均給与は弁護士よりわずかに年間3000ポンド少ない(37万円程度)。pa=per annum
機械工に至っては、弁護士と同程度だそう。
そして、熟練したエンジニアは、全国平均給与の倍以上を稼ぎ、それはイギリスのトップ10%に入る。
イギリスでは金融サービスよりも製造業が稼いでいる
医薬品の研究開発費は他に比べて450億ポンド(5.6兆円程度)多い
年間の売上は560億ポンド(7兆円弱)で、世界で7番目の規模です。
27万9千社が180万人を雇用しています。70億ポンド(8737億円程度)の輸出によって
食料品部門が一番雇用を生んでいます。
40万人の雇用者のうちの16%を占めています。
5000の海運関係の企業が、GDPの35億ポンド(4370億円程度)を稼ぎ、9万人を雇用しています。
イギリスは、世界で最も多様性のある乗り物天国です。2011年には、140万台の乗り物を作り、250万ものエンジンユニットを作りました。
技術が、工業輸出の65%をしめています。
工業というものは、イギリスのサクセスストーリーの一部に違いないのです。
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と、こんな感じに締めくくられています。危機感が伝わる感じに見えますね。
日本も他人ごとじゃないなあという気がします。
*訳がおかしいところがあったら指摘お願いします
詳細は:MAKE IT IN GREAT BRITAIN