研究者こそが世の中の未解決課題の解決を加速するのだ
クラウドソーシングって知ってますか?
クラウドソーシング(英語: en:crowdsourcing)は、狭義では不特定多数の人に業務を委託するという新しい雇用形態。ウェブサービスのトレンドの一つでもある。群衆(crowd)と業務委託(sourcing)を組み合わせた造語。(via Wikipedia)
ホットな話題では、本日(12/2)クラウドワークスが11億円を投資子会社のDGインキュベーション、電通デジタル・ファンドから調達したというニュースがありました。
クラウドワークスが11億円調達、デジタルガレージと提携で海外進出も視野
ネット上で仕事を発注したい人と受注したい人を結ぶクラウドソーシングサービスを提供するクラウドワークスは2日、サイバーエージェント(CA)とデジタルガレージ(DG)投資子会社のDGインキュベーション、電通デジタル・ファンドから新たに総額11億円の資金調達を実施した。これに伴いCAやDG、電通グループと提携し、業務拡大やシリコンバレー進出を図る。
ただね、国内のクラウドソーシングってWeb系しか見当たらないんですよ。
僕も、まぁそれが当たり前なのかなと思って過ごしていたのですが、今年中小企業で色んなインタビューをして気付いた事があるんです。
「高校の先生とかで構わないのだけど、この合成方法について相談したい」とか「誰にも分からない世界初の難問じゃないんだけど、誰に聞いたらいいのかわからないんだ」とか。
世の中には未解決の課題がいっぱいあるんですよね。
こういうのって誰が解決出来るんだっけ?と思った時に、リバネスは多くの理系研究者・技術者、理系大学生と繋がりがあることに気付く訳です。
ああそうか、この人達の知識を世の中の役に立てられるような仕組みを作ればいいのか、と。そう思ったのが9月の事でした。
知識流動を加速すれば世界が加速する
9月に思った時に、国内のクラウドソーシングサービスを調べてみました。Webデザイン、ロゴ製作と言った誰でも必要とするサービスがそこに登録されています。発注する側も比較的ITリテラシーが高い人が多いし、市場は順調に大きくなっているようです。
ただ、研究者・技術者に課題解決を頼むという課題解決型のクラウドソーシングサービスは国内にありませんでした。そもそもそういう人たちにアクセスするのが大変なんですね。
おお、チャンス!と思って調べてみると、海外にはどうやら同じような狙いのサービスがあるという事に気付きます。そのサービスの名前はInnocentive。
登録されている課題を見てみましょう。
最高で10万ドルの懸賞金がかけられている事がわかります。
加えて、ちきりん女史が取り上げていたことを知ります。
2013-07-24 世界の知をクラウドで集め始めたグローバル企業
面白いなと思ったのはここですよ
INNOCENTIVE では、問題を解決した人の73%が、最初からその解決方法を知っていたと回答しています。
そう、世の中に転がっている課題の2/3は経験的に誰かが解決できるものだという事が分かっているのです。
これを見た瞬間に、僕が今やるべき事は知識流動を加速する事で世界を進める事なのだとピンときました。
世の中に転がっている課題は、誰かが答えを持っている。
その誰かとは、僕の中では、研究者・技術者だと思っています。
課題を持っている出題者の皆さんは、課題と、出せる予算を提示します。問題なければ解決に乗り出す。それだけのシンプルなサービスです。
ResQue.jp事前登録開始しました
そんな訳で、Researchers and QuestionsというPuzzle and Dragonsみたいなサービス名を閃き、これを短縮してみたらResQue(レスキュー)というサービス名になりました。収まりが良い感じで気に入っています。
ちょっとシステム構築にはまだ時間がかかりそうです。なので、まずは問題解決者の皆さんの事前登録を開始しようと思ったのです。
是非こちらのページより、ResQue解決者事前登録をどうぞ。メアドのみでOKです。
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