何が理科好きを増やすのか
こんなニュースがあった
理科好きの子ども育成を…教材費の大幅増額検討(Yomiuri Online)
国際教育到達度評価学会(IEA)が先月公表した子どもの意識調査によると、日本の中学2年生で「理科を使う職業に就きたい」と答えた割合は20%で、国際平均の56%を大幅に下回った。IEAが同時に公表した「国際数学・理科教育動向調査」では、中学2年生の理科の成績は世界4位だっただけに、「理科好き」を増やすことが科学技術創造立国を目指す日本の課題となっている。
理科を使う職業に就きたい。このキーワードが気になる。子どもたちに今起きている事は、職業への想像力だったりするのではないだろうかとふと思った。
リバネスという会社にいる社員は、100%が理系の修士・博士号取得者だ。中でも半分以上が博士号を持っているという特殊空間だったりする。そんな特殊な人達が、サイエンスにもっと触れてほしいという使命感を持って日々色んな提案をしているのだから、その情熱たるや。
彼らがサイエンティストを志したきっかけはなんだったか。もちろん色んな人がいるが、書籍に影響を受けていたり、某かの体験だったり、まあ人それぞれである。このニュースで言及されているように、顕微鏡や人体模型というものが原点だよ!という話は聞いたこと無いが、今の教育現場と昔の教育現場で顕微鏡や人体模型に触れる確率が減っているとは思えないんだけどな。
学校って古いものがずーっとあるから。新しく購入したからどうこうっていう話ではないと思うわけです。
有るとすれば、そこに有る教材を活かすことが出来る先生が減ったのか、教材を活かす時間が減ったのか、子どもたちの興味が学校内より学校外へ向いていて授業内容が頭に入ってこないのか等、環境要因が大きく影響しているのではないだろうか。
あの頃、TwitterやFacebookなんてなかったし。携帯電話なんてなかった。小学校の時に僕は超電導が大好きだったが、それを知る術もあまりなかったから、大きな本にちょっとだけしか載っていない超電導の項目を何度も読んだ気がする。
時代は戻らない。
これからやるべきは、その体験の仕方、生活から子どもたちへ接触する瞬間の化学反応の起こし方を考えざるを得ない。今や時間は奪い合いなのだ。それは子どもたちも同じである。昔より限られてしまった時間の中で、ぐいっと心のなかに入っていく。そんなインパクトのある出会いが必要になってくるだろう。
そして、リバネスはそんな事を考え、実戦しています。
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