社員数が50人くらいになったベンチャー企業の2015年
弊社リバネスは年末は納会が終わると流れ解散的に人がオフィスに来なくなるのですが、海外帰省組も無事に帰省できているようだし、2015年もなんとか無事に〆られそうです。
21日に代表の丸が言っていたのだけど、「幸運にも2002年の設立以来、命に関わるような事故や病気にかかったスタッフが1人もいない」というのは本当に幸運な事だと思う。15人で設立した会社が成長を続けながら今に続いているのは全員の努力と幸運を兼ね備えているからなのだろうと思う。本当にありがたいことだ。
先日、飲みに行った帰りにFacebookを見ていたら、経営者な面々が色々なことを振り返っているタイミングがあって、今日は経営者ポエムが多いよね的な事を書いたのだけど、自分がまだ書いていなかったので書こうと思う。(というのを某氏にブログ書いてもらって思い出した)
個人的な視点から2015年に変わったこと
ここ数年、社内的な基盤の強化に携わっており、如何に現場の負荷を高めずに強くしていくかみたいなことを考え続けています。
2014年からスタートしたこのプランは2015年に入りある一定の結果を出すことが出来ました。
個人的に一番変わったのは、適切に仕組みを変えていくことで、組織を強化する事が出来るという自信が出来たことなのかなと思います。
そんな中で気になったのは以下の記事
ベンチャー、社員100人超えで発症する病
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/skillup/15/283861/121800004/?P=2&rt=nocnt
リバネスの場合は、急成長で社員数が一気に二倍になるとかではなく、採用人数も年に10人程度なので、徐々にこういう世界が見えてくるという感じで考えてはいるのですが、その内ここに書かれているような人数の限界がやってくることは分かっています。
上司によって成績が左右される事で感じる不公平感なんかはきっとどうやったって出てくるんだろうなということは想像に難くないですし、それをどうやって乗り越えていくんだろうというのは今のところ課題感として見える所にはあります。
ただ、ぼーっとそれを迎えるという訳でもなく、年に二度ある面接の体制を見なおしてみたり、じゃあぶっちゃけ上司というものが無くなったらどうなると思う?というのを問いながら組織体制について考えてみたりもしています。(社則的には「上司」という項目が正式になくなりそうです)
フラットなチームでどこまで水平展開出来るのか分かりませんが、リバネスは恐らくフラットなチーム数を広げていくような感じで成長を続けるのだろうなとは思っています。
成長を前提に組織を考えるということ
次に気になったのはこれ
出来ない人のレベルに合わせてはいけない
http://gothedistance.hatenadiary.jp/entry/2015/12/25/102013
人の頑張りはボトルネックであるというのは僕も思っている事で、頑張らなきゃやれないことを放置し続けると本当に大きなボトルネックになってしまう。今は頑張らないと出来ないことを、どうやって頑張らずに出来ているようにするのかということは考え続けなければならないし、それを実装していかなければならない。
難しいなと思うのは、理解がない状態でそれを解決するというように動くとやっぱり反対に合うという事で、それは理解がない人を持ち上げる為の施策なんだよなと思っていたとしてもなかなか理解されないという、卵が先か鶏が先かみたいな感じになってしまうということかも知れない。
出来ない人に合わせていたら誰も幸せにならない。誰もがやりたくない面倒なことと言うのは、結局はしわ寄せ的に特定の人に集まる習性があるような気がするし、そんな事をやっているとやっぱりその仕事自体が成長していかないし、結果として組織のボトルネックになってしまう。
頑張らない状態を積極的に作っていくというのは大事な事だと思うのだけど、これも伝え方が難しいんだよなぁ。
人に負荷を与えないようなマネジメントをするつもりはありません!みたいな根性論も大事だぜみたいな話しになってしまったりするから。
そうじゃなくて、負荷というものは、本当に人間じゃないと出来ない究極的な部分に集約する必要があって、そうじゃない部分でのボトルネックは積極的に解決していこうよという事だったりするのだけど、0か1かみたいに捉えられてしまうと議論にすらならないので伝え方をもっと考えていかないとダメだなと思う。
多分これを読めということだろう。
成長を続ける組織
設立当初の2002〜2005年くらいまでは絶対にリバネスは潰れるよなと思って、何が出来るかばっかりを考えていた気がする。
それから10年ほどが経ち、皆の努力とお客様に恵まれて、成長を前提にどうやって未来を描くのかを考えられるようになってきた。
今のリバネスは、Webをみてもらうと分かるのだけど、本当に色んな事をやっていると思う。サイエンスが根っこにある限り、チャレンジするスタッフがいるので、どんどんチャレンジをしていくからだ。
色々な事業があり、うまくいくものもあればうまくいっていないものもある。社員も歳を取るし給与が上がっていけば、段々と今のままじゃやれなくなる事業なんていうものも出てくる。そんな時に考えるのは、どうやったら事業を継続する事ができるのかだ。これをリバネスでは「プロジェクトの進化」と呼んでいて、進化を奨励し続けている。
この進化が面白い。
人数もどんどん増えていくし、事業も増えていく今のリバネスにjoinしたい人がいましたら、是非門戸を叩いてください!!お待ちしております。2016年春からの採用もまだ間に合いますよ。
ということで、2015年もありがとうございました。来年に向けてまた一歩階段を登って行きましょう。