1・2年目の社員に、なぜリバネスに決めたのかを聞いた話

   

二日後に、リバネスの役員ランチ会ビジョナリーカフェという四半期に一度のイベントがあるのですが、そこでリバネスの紹介を頼まれまして。ちょっと聞いてみたんですよね。

「なんでリバネスへの入社を決めたの?」って。

ビジョナリーカフェというイベント自体は、リバネスの事を知ってもらうのに、まず創業者たちが何を考えているのかを知ってもらうのがリバネスっぽくて良いんじゃないの?という仮設の元、数年続けているイベントです。

そんなリバネスですが、

創業から14年が経ち人数が50名を超えたとは言え、大企業からすればまだまだ小さな会社です。数々の大企業とガッツリ組んで仕事をしているからと言って、知る人ぞ知る会社な訳です。

リバネスは研究者の採用を謳っている以上、修士・博士卒が集まる会社なのですが、そうなると尚更会社選びというのには慎重になるはずですし、最近では親御さんの意向みたいなものもあるみたいですから(*1、その決断には何か大きなキーポイントがあるのではないかと考えました。

*1:ベンチャー企業で内定を出した優秀な学生がいたが、後日親御さんから連絡があり、御社のような小さな会社に入れるために教育を施してきたわけではないのでと断られたという話を某ブログでみましたが、想像に難くないです

かつては置き手紙を置いた人もいた

これはリバネスの極初期段階での話です。もう10年以上前の話。ある日、ホームページの問い合わせフォームから連絡が入りました。大学院生の女性から、リバネスのインターンシップに興味があるので面接してほしいと。

当時我々は、創業メンバーの一人の母親がやっていた公文の教室を間借りして日曜日にミーティングを行っており、事業規模も本当に小さく会社ともサークルとも言えるような状態でした。そこへ面接にやってくるわけです。

面接が終わると、その女性が言いました。「実はね、私今日、部屋に置き手紙をしてきたんです。このまま家に帰らなかったら、ここにこんな人達がいてそこに行っているから通報してください。」って。ベンチャー企業なんてそれくらい胡散臭く映るわけです。今となっては笑い話ですが、強烈に印象に残っているエピソードの一つです。

何が就職へのキーポイントだったのか

そんな学生団体に毛が生えたような会社でも、段々と人が集まってきます。少しずつ事業は拡大し、メディアへの露出も増えてきました。初期拡大の重要な点の一つは「理系のインターンシップの少なさ」にあると思いますが、そういった時流も手伝って少しずつ人を採用していきました。

3年前に飯田橋にオフィスを移転してからは、それなりの場所も構えられるようになり、安心感も少しは上がったのかな?とは思います。

そこで最初の質問に戻るわけですが、なぜリバネスへのjoinを決めたのでしょうか。答えは意外とシンプルでした。

なぜって、似たような人がここにはいたから

リバネスは、会社の名前で人を惹きつけているフェーズではありません。過去には、どうせ全員が採用担当みたいなものなのだから、全員の名刺に採用担当って書いちゃおうぜという案が出たりするなど、人が人を惹きつけるようなスタイルの会社です。

インターンシップに来る人達の中には

  • 教育がやってみたい
  • 理系でインターンシップならここしかない

みたいな感じで入ってくる人がいるのですが、最終的にここで働いてみようと思うには少し動機として弱いかもしれません。

最終的に残っているのは、リバネスを構成する人たちの人となりが自分にあっていると思ったから、そんな人達なのかもしれません。

似たような人ってどんな人だろう

リバネスに入ってくる人は、こんなことを言うことが多い気がします

  • 自分のバックグラウンドを活かした仕事をしたい
  • (中途の人は)やっぱり研究に関わるような仕事がしたい
  • 研究者の人材育成に興味がある
  • 研究者にもっと色んな世界を見て欲しい
  • 世界で働くチャンスが欲しい

これらについては、まあ、そうだよね、分かるよって感じではあるのですが

「じゃあ、その今キミが言ったことからリバネスが撤退した時あなたはどうする?リバネス辞める?」

という問いをかけてみると答えに窮する人もいます。

リバネスの魅力の一つは、ここにも書いたとおり、やりたいことをやれるという部分ではあるのですが、自由になんでもやれるという事ではなく、やりたいことをやり続けられる持続性を担保する必要がありますし、それを切り開いていく必要もあります。
それ故に撤退には撤退の理由があるはずですから、それを回避するような事を頭脳全開で考えて、実行し続ければ良いですし、それを阻むことは無いです。(無いというと言いすぎですかね。時間は誰にも平等にしか与えられていませんから、強いて言うなら時間の壁はあるかもしれません)

事業の収益性を見てNo!みたいな会社でも無いです。まあ、ちゃんと考えないとツッコミは当然入りますが、収益性度外視プロジェクトなんていくらでもありますし、単年でなんとかならなかったらおしまいなんてことも無かったりします。(これは良くも悪くもという感じですが)

そんなことを踏まえると、似たような人というのは、やりたいことをやるために、脳みそに汗かいて動き続けられる奴らみたいな感じな感じなのかなと僕は受け取りました。

ああ、自分も似たような人だわと思ったら、是非ビジョナリーカフェにやってきてください。二日後に迫っていますが、これに参加できなくても次回は三ヶ月後に開催します(直前の滑り込み参加でも大丈夫だとは思います。ランチの準備があるので前日には連絡欲しいところですが)。一括採用でしか入社できない会社でもありませんし、どこからでも随時声をかけてくれれば。@geeorgey

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