俺の好きなインターネットって奴が、テレビ化して来たなという話。
巷は炎上案件で賑わっていますね、こんばんは。
本日、私の鼻の奥の鼻水工場が炎上しかけています。ついに花粉症を認める日が来たのかもしれません。
今日は、インターネット的な話。
特に、ソーシャルメディアと言われるあれこれについてです。
皆さんテレビ見てますか?
僕はすっかり見てません。
息子が生まれたので、教育テレビは見ますが、その他はほぼ見なくなりました。
なんででしょう。
端的に言うとつまらないからなのですが、まぁ時間の無駄だなと思うに至ったわけです。
テレビは、マスメディアですから、情報を集め、編集し、流します。
その、編集という部分に違和感を感じることが増え始めたから、というのが一点。
ニュースについては、ネットを見ることが多い生活をしている分、テレビで見る情報が一次ソースになるという時代が僕にとっては終わったということがもう一点の理由だと思います。
テレビ化というのは、この編集というモノに起因する
炎上ってなんで起きるんでしょうね。
まぁ、めちゃくちゃな事やってれば、そりゃ炎上するというのも、心理的にはわかります。
めちゃくちゃな事であればね。
ただ、最近増えてきたなと思うのはね、
自分がどんなに注意をしても、問題を引き起こしそうな人と実名(など)でつるんでいれば、連鎖反応的に「とばっちり」を受けかねない社会になってきているということです。(via 男食系男子:通名や実名のインターネットは、交友関係や信頼関係を狭くするかもしれない)
炎上というのが、炎上から火災へと進化してきているんだよね。
そして、なぜ火災へと進化するのかについては、キュレーションという作業が介在する事によるとおもうわけです。
分かりやすく言うとtogetter。
別にtogetter自体が悪いわけではない。
ただね、昨今のインターネット界隈で、発言力を上げたいとか、目立ちたいとか思っている人が増えてきていて、じゃぁそれをどうやって実現するかというと、注目されそうなことを自分でつくりだしていけばいいということになる。
注目されそうなことってなんだとおもいますか?
おもしろおかしきゃいいのか
単純に言うと、テレビがやってきたことを繰り返しているんだよ。この目立ちたがり屋な人たちは。
キュレーターと言われる人たちが良い悪いという話ではなく、この手の炎上案件に絡んでくる人たちってそういう指向性があるよなと思う。
誰かに注目される事ってのがなんだか分かっていて、それをわざわざまとめて燃料とする訳です。
そして、そのためのインフラが整ってしまった。←イマココ
今の炎上という状態は、Twitterが大きく介在し、どれだけの人数を巻き込んだかによってその大きさが認識される事が多い。つまり、この燃料になるのは何かと言うと、みんなの一言一言になるわけです。
悪意を持って炎上させようとする人がいる
もう、書いてて萎え萎えなんだけど、そういう事。
話をややこしくし、分かりにくくし、炎上させるパターンもあれば
つまんないことなのに、周囲に油をまき着火する人
ロケットランチャーを持っていることをわかっていて、それをぶっ放す人
まぁ、いろんな人がいますよ。
鎮火させる仕組みが無いねぇ
火災は、消防士が鎮火の為に尽力するんですが、昨今の炎上についてはその消防士に当たる人たちが存在しない状態になってる。
火消しに回るのは、結局は当事者のみなんだなぁ。
誰かさんが過去に言ったとか言わないとか、よく聞く話で
自分のtweetの半分は誤解を解くために費やされている
もうなんか、つまらなくなる前兆って感じがしてしまう。
みんな叩くの好きだねぇ
僕はね、嫌いなんですよ。
だってさ、生産性が無いじゃない。
そりゃ失敗もするだろうし、伝わらない事だっていっぱいあるわけですよ普通は。
今まではtwitterがあっても、炎上なんてさほど大きな問題にはならなかった。
なぜかというと、そもそもの利用人数が少なかったからということに尽きるのだろう。
インターネット的なモノに真っ先に飛びつく人たちは、そういうところに感心があまり無い、というよりどう接したらいいか分かっている人が多いので、炎上もしなかったんだろうと思う。
昨今では、普通にテレビも好きです的な人が増えたからでしょう。
まぁ無責任に叩く叩く。
何も知らなくても叩く。
その一言一言が、炎上クリエイター(って言っちゃっていいよね)にとっての利益になるということを知らずに。
印象操作に成功するにはあなたを燃料にすることが必要です
ネットを通した印象操作みたいな話が耳に入ります。
声が大きい人にとっては、他愛も無いことです。すぐに実行出来る。
声の小さな人も、やり方さえ学んでしまえばある程度炎上させることは出来るでしょう。
ネットの利用者が今の状態のままなら。
印象操作の一員になるのは簡単ですよ
今まで扱ってきた編集というのは、結局のところ自分の持って行きたい結論に向かって、情報を収集しまとめるということです。
そして、それを見た人がさらに燃料になって燃え広がる。それを見て楽しむわけです。
何が発端になって、その自体が勃発したのか。
誰が起因になっているのか。
何が狙いなのか。
考えずに受け入れるのはたやすい。もうあれです、テレビと一緒。
ああ、この人何も考えてないんだなと思われる日がやってくる(かも)
togetterの次の段階を考えました。
一連のニュースや、炎上といった物について、コメントした人が、どういう立場なのかを分析し、分類するようなサービスです。
昨今の炎上については、それを是とするか否とするかと言ったところでしょうか。
今晒し上げられているのは、炎上の内側にいる人だけですが、きっと近い将来、この燃料になった人も晒し上げの対象になりますよ。というか、もうなりつつある気がするけど。
全自動ならいいけ
ど、ここにも編集が入ると厄介ですね。悪意がそのまま表面化することになる。
ど、ここにも編集が入ると厄介ですね。悪意がそのまま表面化することになる。
つまらない未来がやってきたら嫌だなぁ
昨日、こんなtweetをしました。もうすぐTwitter使って4年が経ちます。早いなぁ。
僕はね、個人的にはソーシャル・ネットワーク好きですよ。
やっぱ、いろんな人がいることって価値だと思います。
生産性の高い人もいるし、面白い人もいっぱいいます。
ただ、このソーシャルメディアって奴は、そういう人を一撃で沈める力も持っているようだ。
一発で沈めちゃうんだもんな。失敗を許さないというか。そんな感じ。
色んな耐性が無い人は、本当に沈んじゃうと思うんだよね。それでいいんだろうか。
結論
そんな訳で、昨今の流れに関して思ったことでした。
前向きなことは一つもなかったんだけど、炎上に関わってしまえばその人達は色んなツールを持ってまとめられ、未来永劫ネット上にあしあとが残るでしょうということです。
テレビは放送すれば終わりだけど、ネットはずーっと残ってしまうんだって。
怖いですね。
どこかのホテルの従業員がつぶやいた事が発端となり、本人が特定される。こんな事日常茶飯事ですね。将来的に何がしかのソーシャル・ネットワークがAPIに対応し、色んな情報が照合できるようになると、あの時こういう事を言ったあいつは誰だろう?というのが、すぐに特定できるようになってしまう日もきっと遠くない。
というより、将来的にそうなってしまうリスクが有るということを認識しながら、日々過ごしたらいいんじゃないかなと思うわけです。
意見するのは良いと思いますが、匿名ではなく実名のあなたが意見しているんだという意識で言葉を発することを心がけるべきじゃないかね。そうすれば、色んなものの方向性も変わるでしょ。