フォトストレージサービスって可能性あるよねという話からFacebook怖いなって話まで
Facebook,Twitter,Google+,アップルが提供するiPhoto,Googleが提供するPicasa、ついにはAdobeが始めたというCarousel。
最近、フォトストレージのサービスが熱いです。
Twitterを始めとして、タイムライン系のサービスに写真というコンテンツは切っても切れない関係で重要なコンテンツです。人々はそこに自分が切り取った瞬間を投稿し、シェアするということに違和感を感じなくなっています。僕もそうです。
何が熱いだろう?
ちょっと前に飲んでる時に思いついたことをFacebookにポストしました。こんな事です。
顔認識エンジンって面白いなと思っています。iPhotoやPicasaに実装されていますが、写真に写っている人の顔を認識してそこにタグ付けをしていくと、ある程度自動的にまとめてくれます。
写っている人のライブラリは自分で作らなければならないとは思いますが、自分にとって重要な人の人数なんて知れているので、特に苦にはならないでしょう。自分の子どもとかなら尚更です。
僕のiPhotoはこんな感じ。
現状まだまだその精度は高くは無いし、組み合わせるサービスは無限大な気がします。チャンスはあるだろうなと。
iCloudのフォトストリームは、自動的に写真をアップしてくれる。これはアップするという敷居が一つなくなっているので、とても快適だ。
それをサーバーサイドでタグ付してくれたらどうだろう。ものすごく便利になる。きっとそのうちやるだろう。そのためにはiPhotoのエンジンをもっと強化しないといけないと思うけど。
Facebookは怖い
一方で、いろんなサービスを思いつくかもしれないけど、それってFacebookに全部吸収できちゃうなという気がしてしまう。
今でこそできないんだけど、写真ってExif情報+GPS情報があれば、それがどこで・いつ撮られたものかという情報は保持している訳です。撮った写真を一括でアップしたら、うまいこと自分のタイムラインに日付振り分けて分配してくれる、そんな事ってもう考えていると思う。
更に言うと、顔のタグ付はFacebookでも出来るんだけど(僕はまだ一枚もやってないが)それがもっと当たり前になって、色んな人が相互補完的に顔をタグ付するとなると、先ほど書いたiPhotoやPicasaのように自分がセレクトした人だけのタグ付という世界から、写真に写っている人を自動的に判定してタグ付してくれるようになってしまう。
Facebookは自分の歴史を振り返るのが面白いサービスになる
新しいUIは、まさにその人の自分史が見やすく作られている。
いいね!を基準としたハイライト機能は、その人の長い人生の中で何が重要だったのかという事について重み付けが可能だ。
頻繁にいいね!してくれた人とは恐らく親密度が高いだろうとか、そんな事は簡単に考えられる。
今のFacebookには無いが、例えば2011年に親密に付き合ってた人はこの人達だよっていうのを表示することなんてすぐに出来るのだろう。
StebJobsの死に学ぶ
いや、彼の事ではないんだけど、それをきっかけとして自分の生き方、どうやっていきていくのか、時間をどうやって使っていくのかについて考えたと言う人は少なくないと思う。
そうやって生きてきた最後に、ちょっと人生を振り返ったりする時間もきっと出てくるのではないだろうかと思ったのだ。
Facebookを通して、自分の過去につながっていたあいつは今どうしているだろう。そんな事を考えるかもしれない。
逆に言うと、その人の走馬灯をFacebookページを通して垣間見ることも出来るということだ。ハイライト機能って恐ろしい。
Facebookのことを考えると、彼らしかできないことというのがいくつも思い浮かんでしまう。
多様化した人生、一人一人の人生をそこにまとめることが出来る。これってものすごく大きなライブラリだ。
将来的には、歴史上の人物が体験してきた人生というものを自分のタイムラインで追体験出来るようになる日が来るかもしれない。
なんだろうこれは。すごすぎるんじゃないだろうか。