2016年より2017年が楽しみな理由
昨年の年始にはこんなこと書いた:どんどん人を測る事ができなくなってゆくのだから
2016年末にはうっかり2016年のまとめをしなかったので、今回は昨年のまとめと今年の話をしようと思う。
去年の年始にも書いたけど、今年もやりました社員全員の1分ピッチ。今年はマレーシアからも二人が参加。大阪・沖縄へと同時接続で年末年始に考えたことを披露する日です。
2016年に起こったこと
2016年はここ数年引き篭もってクラウドの整備とかやっていたのですが、少し落ち着いたこともあって現場へ出ようという年にしました。
社員面談の為に大阪に行ってみたり、リバネスシンガポール・リバネスマレーシアのオフィスに行って向こうのビジネスシーンがどうやって回っていくのかを実際に見てみたり。
今のところリバネスは東京オフィスが一番人数が多いものですから、少ない側からみた東京がどう見えるのか。何が見えないのかという事を知るという事でやらなければいけないことが結構見えた一年でした。
最後の数ヶ月は、顔が見える環境を整備するみたいなところに注力したりしてました。
できるだけ安価に、良質な遠隔コミュニケーション環境を作りたい<試行錯誤編>
できるだけ安価に、良質な遠隔コミュニケーション環境を作りたい<中間発表編>
持続可能な成長というものをどうやって実現するのかというのを考えるのはなにもクラウドの整備だけじゃない訳です。そこには人がいて、リバネスという会社の使命を背負った仕事をなす事に注力している訳ですから、その環境は結構大事なんですよね。ってここまで書いて、やってるのは環境整備だなということに気付くという。数年前に、自分のパフォーマンスを5%あげるより全員のパフォーマンスを1%あげるほうが自分の目標に近付けるみたいなことに気付いてからやってることはぶれてないと思う。
2016年はちょっとドキドキしていた
プログラマじゃないので、今までは既製品を如何に組み合わせて楽に必要な事を成し遂げるかということを考えていました。
でも最終的には自分でプログラムをかければ解決しちゃうんだよねみたいなことってままあるんです。
そんな訳で開発者じゃないのにSalesforceの開発者講習に参加してみました。しかも50万くらいかかってるきがする。これで何も起きなかったら酷いよねと思いながら参加してました。
参加の甲斐もあって、やりたい事のいくつかは自分の思うとおりに実現することが出来たし、悪くなかったなと感じています。
我々は一次情報でビジネスをしている
ここからは2017年に入って話したこと。
リバネスがやっているのは一次情報でのビジネスです。
- 次世代育成
- 研究者育成
- 創業者育成
の三本柱でサービスを形成し、スタッフ全員が個のネットワークを作りながら仕事をする。つまり一次情報の発信源である人とのコミュニケーションを拡げていくという事をしています。
インターネットが浸透し、Googleがサーチエンジンの世界を席巻しました。しかし、検索できない情報というのもある。それを掘り出し、翻訳し、必要なところへ届けるという役割の重要度は増す一方だと言えるでしょう。そこを担うのが我々リバネスです。
リバネスではこの一次情報へアクセスするためのスキルセットを社内の人材育成カリキュラムとして組んでおり、これらを成長させ続けるということが求められますので、全員が一次情報にアクセスできるようになっていくのです。
一次情報の重要度が増す一方なのだから
そこまで分かっているのならやるべきことは、そこにどれだけリソースを割くことができるのか。余計なリソースを出来る限り削ぎ落として注力すべきはそこなのでしょう。
リバネスは2017年で15周年を迎えます。15年もやっていれば色々な贅肉がついてくるものです。
僕がやるべきことは、何をやらないのかをデシジョンすることができるための情報を提供することです。つまりは環境整備ですね。
って結局のところやるべきことは変わっておらず、引き続き屈強な弊社を作るために何が必要なのかを考え、今のままではとれないデータがあるなら取るための仕組みを作り、必要ない事に労力は割かず、集中できる環境を作っていこうじゃないかと。
一次情報にアクセスするには時間が必要です。
その時間を捻り出すためには、やっていることを効率化、もしくは自動化して人の時間を取らないようにするとか、ビジネスの構造を変えるなりしてかかる時間に対応するだけの料金提示に耐えうるビジネスに変えるとか。多くの努力が必要となります。
リバネスは学生時代に始めたベンチャー故に、なんでも自分たちでやりたがるのですが、それは実はコストの削減には寄与していないのだと。そういうことをきちんと考えられるようになるための情報を提供できる体制を作っていきたいなと思っています。
2017年は自分自身も新しい海外展開の一翼を担う事が決まっているし、自分の一次情報が拡大していきます。現場の声を自分のニーズに変えることが、社内環境をより良くしていく為のエンジンとなるでしょう。
そんな訳で2017年は本当に楽しみです。今年も頑張っていきましょう。